さて、今日は実際採掘されている“穴”をご紹介しましょう。
ライトニングリッジの町を中心に、さまざまな鉱区が存在します。
過去に多くの億万長者を産み出した有名な鉱区
掘っても何も出てこなかった鉱区
もはや抜け殻のような鉱区
そして、現在でも採掘が続けられている鉱区
そんな多くの鉱区の中から、今回は“Grawin”という場所をご紹介します。
ここは1908年に最初の採掘が行われて以来、現在まで、細々とですが、オパールを産出しているエリア。
ライトニングリッジの町を出て、真っ赤な道路に車を走らせること約40分、距離にして50キロ程。
いつしか舗装路も切れ、さらさらの赤土の道をさらに進みます。
道の両脇にマイニングの光景が現れてきたら、そこがまさしくブラックオパールの里。
もちろん、もう放棄されてしまった場所も、「まじめに掘ってないな」と感じる場所もチラホラ。
彼の名は“KEN”。
この道30年のベテラン、この辺りの中心的存在。
ビールが大好き(お腹が物語ってますね)、写真ではちょっと気難しそうに写ってますが、実際は気さくで、良く笑って、面倒見が良く、忘れっぽいとこがあるけど、とっても気の良い人。
彼の穴を見せてもらうことに。
今、彼が掘っているのは、始めたばかりの比較的新しい穴で、深さ20フィート、約6メートルほどの深さ。
1メートルほどの竪穴を降りていくと、
ここがパートナーと一緒に毎日こもっている彼の仕事場。
分解した採掘のための重機を、狭い竪穴から運び入れ、穴の中で組み立てなおし、少しずつ掘り進めているところです。
重機を使い、ツルハシを振り、最後は手で、
集められた土砂はバケツに集められ地上へ
トラックに積み込まれた土砂は、洗い場へ持ち込まれ、余分な部分を洗い落とされた後に選別をしていきます。
写真の黒い筋、これが“シーム”と呼ばれる、運がよければ、オパールが採れるところ。
この穴はまだまだ掘り始めということもあり、まだオパールは見つかっていないよう。
日差しに焼かれてしまいそうな外と違い、ひんやり過ごしやすい穴の中で、2人は“その時”を求めて、毎日泥まみれ、ホコリまみれで奮闘しているのです。
いつか、“あの感動”をふたたび味わうために。
まだまだ、つづきます。。。
今日も青空のゴールドコーストです
ライトニングリッジの投稿、興味深く見させていただ行きました。いいなぁ?。本やTVで見た所を実際に行かれたなんて、とてもうらやましいです。道中お気をつけ下さいね(^^)