ライトニングリッジご紹介の記事に影響されたんでしょう。
ここ数日、数名の方より
「オパールを採掘したい!」
「マイナーになりたい!」
そんなご連絡をいただいています。
今日は、そんな夢や野望を抱いている方々へ、私なりのアドバイスをさせていただこうと思います。
「やめときなさい!!」
これが私の素直な意見・・・・・
でも、そんな他人の意見なんて聞けん!
というのが、大志を抱いた若者の気持ち
(わかるわかる、私も昔は、、、、)
それならば、オーストラリアに来て、オパールマイニングを真剣にやるために必要なこと、条件をひとつずつあげてみましょう。
ポイント1
英語はしゃべれますか?
「地面に穴掘って、オパール探すだけなんだから、英語いらないじゃん!」
そんな声も聞こえてきそうですが、そりゃぁ甘い考え!
確かに一人っきりで黙々と穴掘りしてるマイナーもいることは間違いありませんが、ほとんどは相棒、パートナーと、二人で協力してマイニングしている人たちがほとんど。
まして、日本からいきなり行って、何の土地勘も知識もない人間が、一人きりで作業するのは無謀だし、危険だし、お金の無駄というもの。
経験のあるマイナーとパートナーシップを組み、共同作業をするのが現実的な選択肢でしょう。
そんなパートナーとコミュニケーションが取れなければ“お話にならない”ですよね。
「イヤイヤ、俺は一人でやってみせる!英語なんて必要ない!!」
そんな強気な方もいらっしゃるかも、
でもそんなあなた、
オパールの採掘をするためには、いろいろ州政府の規制があるのをご存知ですか?
実際の採掘をするために、いろいろ講習や資格を取得する必要があります。
そんな講習会は日本語ではやってくれませんよ。
最低条件として、
英語でのコミュニケーション能力
は必須。
ポイント2
就労ビザの取得
違法を覚悟でやるのであれば別ですが、オーストラリアで仕事をするためには“ビザ”が必要。
この就労ビザの取得が簡単ではありません。
30歳までの方でしたら“ワーキングホリデービザ”というてもありますが、よほど金銭的に充実したものを持っていらっしゃらないと、厳しいのは当然。
ポイント3
資金は十分ですか?
昔のように、裸一貫でツルハシかついで、一攫千金!
という時代ではありません。
前述の講習等もそうですが、採掘権を得るための保証金、様々な機材を揃える元手、
そして、何よりもいつ収入があるかわからないこの仕事、それまで食いつないでいくためには、ある程度の資金は絶対必要。
ポイント4
厳しい生活環境に我慢できますか?
多くのマイナーが、それも年齢が上になればなるほど、一人で暮らしている率が高くなります。
離婚をし、家族と離れ、崩れかけたあばら家や、吹きさらしのキャンピングカーの残骸の中で生活する。
「寂しいよ。。。」
そんな呟きを、そうしたマイナーたちから良く聞きます。
テレビもインターネットも、その気になれば用意することは出来ますが、日本の何でも手近にある生活とはまったく違う環境。
そんな環境に耐えられる自信はありますか?
ポイント5
・・・・・
あげていけばきりがないですが、残念ながら簡単ではありません。
それでも!
というあなた、
私は止めませんがね、
先日も書きましたが、マイナーの高齢化は間違いなく今後のオパール業界に影響をもたらします。
そんな中へ、日本人だろうが、アメリカ人だろうが、中国人だろうが、どこの国だろうが、若い人たちが参画してくれるのは私としても大賛成です、もちろん。
でも、やはり、
よほどのハングリー精神がないと、続かない世界、
アルバイト気分では不可能な世界です。
ライトニングリッジでの採掘に関しては、州政府のサイトを参考にしてみてください。
程よい天気のゴールドコーストです。