まずは上の動画をご覧ください。
この動画、アイルランドの格安航空会社 Ryanair(ライアンエアー)が製作した上手に荷造りする“教育ビデオ”。 コトの発端は先週の土曜日、スペイン領カナリア諸島での出来事。 ベルギーの学生達の団体、その一人の機内持ち込み手荷物の超過料金を徴収しようとしたところ、それを拒絶したその学生やまわりの学生たちが騒ぎ出し、警官まで出動して、なんと100人もの学生が搭乗を拒否された事件。 そのことに関連して、昨日ライアンエアーは声明を発表し、この、たっぷり皮肉のこもった動画をYouTubeにアップ。 声明では、「この動画を、ベルギー中の全大学の必修科目とすべき!」なんてことまで言っちゃうしまつ。 もともとこのラインエアーという会社、ヨーロッパを中心に本当に信じられないくらいの低価格でサービスを提供している航空会社。 例えばロンドンとフランクフルト間を約800円なんて電車料金みたいな価格を打ち出している本当のローコストキャリア。 もちろんその低料金を実現させるために、機内食やドリンクは全て有料、機内のエンターテイメントなし、座席指定なし、座席のリクライニングやテーブルなし、空港のチェックインカウンターなし(インターネットでの発券のみ)と、ナイナイづくし。 荷物に関する基準も厳しく、最初から無料枠はなく、荷物を持ち込む場合は一つ目から数千円程度(航空券代より高い!)の料金を徴収する仕組み。 受託荷物を乗客自身に運ばせるとか、立ち乗り席を作るとか(これはさすがに許可されなかったようですが)、何かと話題になる会社なのは間違いないよう。 この動画や記事に対する反応は様々。 「格安だから当然」、「サービス期待しちゃダメ」 そんな会社側肯定派から、 「ひどすぎる」、「荷物の重さで料金を決めるのであれば、体重も考慮すべき」 なんて否定派まで。 どう思います? 皆さんご存知のジェットスターをはじめ、オーストラリアにもいろいろな“格安”と呼ばれる航空会社が参入しています。 日本でも全日空が参入するなんてニュースもあるようですが、どの程度ライアンエアーのように徹底できるのか? 先回の日本出張の際の顛末。 安いからショウガナイ・・・・ と諦めきれないところもありますが、それでもこの会社のように徹底、料金もそのコスト削減も、されると納得するしかないような。。。 サービスも品物も、 “支払ったお金なりのものしか得られない” 当然と言えば当然のことでは・・・・・ それにしても、こんな動画を皮肉とともに、全世界に発信しちゃうライアンエアー、 恐るべし。 感心しました。
Ryanair shows students ‘how to pack a suitcase’
雲が多めのゴールドコーストです。