手放したくなかったオパールたち (3)。。。

後悔してもシキレナイ、
サヨナラ・・・・
シリーズ第三弾。
お待たせしました、この娘です。。。。。。


今を去ること5年前。
このブログを始めた時、最初の記事でご紹介したのがこのオパール。
もうすでにその時には、私の手元を離れてしまっていたのですが、もちろんブログの記事をはじめ、ウエブサイト、パンフレット、そして多くの広告で弊社の看板娘として活躍してくれました。
御覧の通り、艶やかな色合いと大ぶりの斑。
それほど厚みのあるオパールではありませんでしたが、その大きさは、今思えば“特大!”と言っても良いくらいの十分サイズ。
大柄なボディに大きな斑。
ひとつひとつの斑の色と、隣合う色合いのバランスの綺麗だったこと。。。
「これはハーレクインか?」
そんな大論争(?)を巻き起こした表情。

「オパール全体がハーレクインとは言えない!」
「イヤ、これはハーレクインだ!」
「石面の下半分が“ハーレクイン”と呼ぶには不ぞろいすぎる!」

彼女を前にして、激論を戦わせた男達。
まったく形がそろっていないものでさえ、平気で“ハーレクイン”と呼んでしまう最近の業界の空気、流れを考えてみると、彼女は誰にもまして、まさしく“ハーレクイン”でした。
でも、私にとってそんな周りの騒ぎなど関係ありませんでした。
完璧に整いすぎていること、それはある意味マイナスである。
時おりそう指摘される人間の顔と同じ。
アンバランスの美しさ、
非対称の素晴らしさ、
ある意味、完璧でした。
ある人を介して嫁いで行ったこのオパール。
今、どなたの手元にあるのかは知りません。
もう今日でお別れです。
そう、キッパリお別れ。
さよ~なら~

雨模様のゴールドコーストです。


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