オーストラリアというと、美しい空とビーチ、
国民はアウトドアを愛し、健康的な生活を送っている。
そんなイメージを持っていらっしゃる方、少なくないと思います。
実際、私もオーストラリアに来るまではそんな風な印象を持っていました。
ですが、この国には別の顔も。。。
オーストラリアは世界一なんです。
ギャンブルの分野で。
成人一人あたりが、一年間でロス、つまり“負けちゃう”金額が$1,199(約10万6千円)。
堂々の世界一。
宝くじやロトのようなものから、もちろん競馬やカジノでの本格的なゲーム、そしてスポーツの結果や中央銀行の公定歩合のレートまで、
なんでも賭けの対象にしてしまうのがオーストラリア。
ここ数年特に目立ってきたのが、スポーツの試合を対象にしたもの。
その賭け率がテレビのニュース番組でも普通に放送され、ネットを利用したスポーツ専門のギャンブルサイトも盛んにCMを流しています。
そしてスロットマシーン。
こちらで“ポーキー”と呼ばれるスロットマシーンは、大都市にあるカジノだけではなく、街角のパブにも設置され、もうほとんど中毒になった普通の市民たちが、朝から晩までポンポンガラガラ・・・・。
「あそこのおじさんがギャンブルで、、、」
「彼女のお母さんがとうとう破産して、、、」
そんな話はとっても身近。
ギャンブル破産者が増えるにしたがって、当然ギャンブルを規制しようという動きもあるにはありますが、現政府は、どちらかというと規制緩和の方向に向かっているよう。
人口自体が多くないこの国ですから、ギャンブルに費やされる総額はきっとアメリカなどに及ばないのでしょうが、それでも大国であるのは間違いありません。
日本でもカジノ構想なんて耳にしますが、どうなんでしょうかね。
ちなみに日本もアメリカも、このトップ10の中には入っていません。
World’s biggest gambling nations
これも、オーストラリアの一面です。
今日も素晴らしい青空です。