止まってる時は支えてやらなければ倒れてしまう感覚、
いったん走り出した時の爽快感、そしてその一体感、
自動車では決して味わうことの出来ない風、
あぁ~欲しい!
最近、オートバイ、いや単車と呼ぶ方が自分的にはシックリ来るんですが、そう単車に乗りたくて、欲しくて欲しくて。
もう30年以上も前、時給4百円のガソリンスタンドで、一冬アルバイトして、親にも、そしてもちろん学校にも内緒で取った二輪免許、もちろん“中型限定”。
当時は暴走族たけなわの時代、通っていた神奈川県の高校では、「乗らない、乗せない、取らせない」なんて3無い運動の真最中。
勝手に免許取った後で親に打ち明け、イロイロすったもんだがあった後、初めて手に入れたのが写真のスズキGSX400E、カラーはブラック!
お値段確か34万円くらい、40馬力くらいだったかな?
納車の時は嬉しくて嬉しくて、汚れても無いのに歯ブラシまで使っていつもピカピカに。
街が起き出す前の30分、学校へ行く前に毎日ひとっ走り、
慣れてきた頃から、それまで電車で通っていた高校への通学にも。
当然学校には内緒ですから、校舎まで乗り付けるわけにも行かず、近くの団地裏に駐車。
そこは毎日10台以上の単車がとまっていたっけ。
さぞや、その団地の方々には迷惑だったのでは、今さらですが。
一方通行を知らずに逆走して、初めて警察のお世話になった代々木の交差点。
初めて転んで、愛車が自分の上を飛んでいく光景を不思議な感情で見た、大黒ふ頭。
一緒にいろいろな体験をした愛すべきマシンでした。
大学に入って、時間に余裕が出来ると、一人で出かけたツーリング。
まずは日帰り、そして泊りがけの旅へ。
夏休みには、寝袋と地図だけ持って、思いつくままの旅行にも。
ホテルに泊まるお金などなく、ブランコの片隅で寝袋にくるまって寝た大阪の公園、朝、ラジオ体操の人ごみに起こされたり、知らないお爺ちゃんに朝飯ご馳走になったり。
崖崩れで道路が塞がってしまい、行くも戻るも出来なくなってしまった奈良と三重の県境の峠。
初めて時速150キロの風を感じたアノ高速道路。
懐かしい思い出が一杯。
そんな愛車とも大学を卒業する頃にはどうも縁遠くなり、4輪車へ浮気をするようになり始め、
それが最近、突然、何のきっかけか、身体のどこからかアノ頃の感覚がよみがえって。。。
オーストラリアで皆が乗っているハーレーのように大きなバイクはいりません。
派手な装飾のついたバイクもいりません。
そのままレースに出れるようなものもゴメン。
昔のような、シンプルな、そうごくシンプルな、‘単車’と何気なく呼べるような一台、
欲しいな~。
また、風になりた~い!!
オーストラリアの大地を駆け抜けた~い!!
考えていただけないでしょうか?(誰に言ってるんだか??)
ものすごく個人的、独り言、
すいません。
今日は雲が多めのゴールドコーストです。