2600万人の愛煙家のみなさん、いかがお過ごしでしょうか?
年々愛煙家の居場所は狭く少なく、そして小さくなってますね。
私も大の愛煙家。もう30年近いキャリアを持つ、ベテランスモーカーです。
日本の喫煙人口が2600万人だそうです。
もちろん、この数字は毎年減少の一途。
最近、タバコの値段を上げるとかどうとか、そちらでも騒いでいるようですが、どうなるんでしょうか?
こちらオーストラリアでも愛煙家はまるで悪者。
公共の建物の中は全面的に禁煙、そこが居酒屋やバーだろうと、肩身の狭いスモーカーたちは、ムズムズし始めるとサッとグラスを置き、パッと席を蹴って飲み屋の外へ。
まだお酒飲みながらプカリとやれる日本が羨ましい限り。
タバコの値段だって、もうすでに一箱1000円クラス。
値段が高くなったことで、タバコ狙いの強盗が増え、もらいタバコをする輩が増える。
窓の無いオフィスに閉じこもり、もっぱらPCに向き合っている私、
深くよどんだ沼の底から、時おり息継ぎに水面へ昇ってくるカメのように、外へ出てベンチに腰掛けプカリとやらねばなりません。
そんな私の元へ近寄ってくるオージーたち。
“エクスキューズミー、ドゥーユーハブ スペアシガレット?”
皆決まってこのセンテンス。
良い歳をしたおじさんから若いおねえちゃんまで、中にはどう見ても小学生くらいの子供たちも
“ドゥーユーハブ スペアシガレット?”
と声をかけて下さいます。
答えは“NO!”
ポケットに大切なタバコは入ってるけど、あなたに差し上げるタバコなど、残念ながら持ち合わせておりません。
だいたい“スペア”ってどうよ!
そんなスペア族が増えているオーストラリア、またまた政府が新手を考え出しました。
今度は値段ではなくパッケージ。
オーストラリアで売られるタバコの箱には、世にもオドロおどろしい写真が添えられていることは、耳ざとい日本の愛煙家の皆さんもご存知のとおり。
それを今度はより進化(?)させ、各タバコそれぞれの銘柄やロゴ、独特の色などをパッケージから排除し、ますますオドロおどろしい写真を箱全面に押し出そうという作戦。
もちろんタバコ会社は反対の立場。
肖像権の侵害ダ!
特許権の軽視ダ!!
と戦う姿勢を見せているようです。
もしこの法案がそのまま施行されることになると、あのラクダも、ラッキーの赤丸も、眼をつぶっていても描けちゃうくらい親しんだマールボロも、全てオーストラリア国内では見られなくなることに。
もう法律で喫煙を禁止しちゃえば。。。
やけっぱちでそんな事思ったり。
やはりここらが箸を置く時期なのか?
悩めるスモーカーたちの悲哀は、まだまだしばらくは続く見込み、、、です。
オーストラリア政府が先日発表した新しいタバコのパッケージ案(かなり強烈です。心臓の弱い方はご遠慮下さい。)
むわっと来る熱気。もはや夏のようなゴールドコーストです。