サメによる被害が連日報じられている最近のオーストラリア
そして自然に、アニマルに、人間以外の生き物に過度にナイーブなオーストラリアの世論
人間を守るべきか、それともサメを守るべきか
そんな議論が・・・・・
襲われるのはサーファーやダイバー
アザラシに間違えられたのか、それとも人間と知って襲ってくるのか?
その辺の理由は誰も分らないでしょうが、いずれにしろ被害が出ているのは間違いのないところ。
ゴールドコースト近郊もそうですが、主要なビーチの沖合いにはサメ除けの網、シャークネットが張り巡らされていますが、それにしても広い海、全てを囲んでしまうわけにも行かず、ヘリコプター、あるいはビーチの監視塔から見張ったりと、対策が執られています。
それに対して、
「シャークネットにはクジラが絡まってしまうから撤去すべきである!」
とか
「サメは保護されるべき生物であるから、たとえ人を襲ったとしても処分されるべきではない!!」
なんて声も。
これぞ、まさしくオーストラリア文化
人間と他の生き物、どちらが大切なのか?
理解に苦しむ人たち。
「中華料理に使うフカヒレは禁止すべき!」
実際、オーストラリアのあるホテルでは、フカヒレの料理を止めたとか
違法操業で採ったものならいざしらず、ただ単に禁止するってのはどうかと思います。
先日の捕鯨船とヤツラの件も同様。
公海を航行していた日本の捕鯨船に乗り込んだ3人
その結果、彼らを拘束した日本側
当然の処置だと思うのですが、オーストラリアでは当初、「オーストラリア人の自然保護活動家がKidnapされた!」なんてニュースで報道される始末。
Kidnap、つまり“誘拐”ですよ“ゆうかい”
彼らが捕鯨船に向けて投げ込んだとされるアシッド、瓶入りの酸も、
「あれは匂いが強烈なだけで、人間に害のある物ではない」
そんなヤツラのコメントを、テレビのニュースで流すこの国!!??
なんていってイイやら・・・・????
お聞きしますがね、もし貴方のお家に“人間に害の無い、ただちょっと匂いのキツイ酸をぶち込まれて、その上押し入ってきたら、、、”
貴方どうします?
クジラやサメ、そしてイルカ
特にこうした海棲生物が絡んでくると、この国の人たち(イヤイヤオーストラリア人皆がというわけではなく、世論を誘導するマスコミがなのかも)は、常識が通じなくなるようです。
そんなに自然保護を優先したいならどうでしょうオーストラリアの皆さん、
人口のわりには国土の広すぎるこの国、
例えばタスマニアに全国民が移り住んで、他の国土は立ち入りを禁じてみれば。。。
税金を使って連れ帰えられたアノ日本に“誘拐”された3人。
その取材合戦もたけなわ、
何でもミリオン単位のお金が彼らにオファーされたとか
イヤハヤ、この国はどうかしてる。。。。
連日天候不順が続くゴールドコーストです。