世界で唯一ブラックオパールを産出する町、ライトニングリッジ。
でもライトニングリッジで採れるオパール全てがブラックオパールというわけではありません。
ブラックオパール → ライトニングリッジ産
これは（今現在）正解。
ですが、
ライトニングリッジ産 → ブラックオパール
これは不正解となるわけです。
同じ町、同じフィールド、同じ鉱区、同じ穴から採れたものでも、ブラックオパールとして華々しく世に出るオパールもあれば、残念ながらその栄誉に与ることのできないオパールもあるのです。
例えば写真のオパール、
ライトニングリッジのグローウィンというフィールドで採掘されたものですが、母岩の伴わない、透明なオパールです。
“クリスタルオパール”と呼ばれるタイプ。
これまでサイトでもあまりご紹介してきませんでしたが、店頭やミネラルショーなどで直接皆さんにお見せすると、実はたくさんのファンがいる、とてもポピュラーなタイプのオパールです。
この“クリスタル”系だけでなく、ホワイトオパールにとっても近い色合いを見せてくれるものもライトニングリッジから採掘されます。
こうした“クリスタル”や“ホワイト”オパールは、ブラックオパールよりも希少性が低く、それゆえに、同じところで採れるにもかかわらず、宝石的価値も、そしてもちろんお値段も低くなります。
でも、そんな宝石的価値で好き嫌いが決まるわけでないことはご承知の通り。
その透明感と、浮き上がってくるような優しい遊色は、たくさんの方々の心をとらえて離すことがありません。
そんなライトニングリッジ産でも、ブラックオパールになりきれなかったオパールたち
そんな隠れた人気モノたちを、今撮影中です。
ボケボケな私ですので、いつご紹介できるか？
それは定かではありませんが、どうぞ楽しみにしていてください。
素晴らしい天気のゴールドコーストです。
