今日、4月25日はオーストラリアの戦没者追悼記念日“ANZAC DAY”。
各地で式典やパレードが行われています。
第一次大戦以降、国のために戦い亡くなった人達を追悼する日ですが、それだけでなく戦争で戦った人々、今も他国へ派兵されている軍人達をたたえる日でもあります。
毎年この日が来るたびに、ふたつの思いが、、、
ひとつは、「いつまで過去の戦争のことこだわってるの?」、「なぜ、戦争という行為、軍人をヒロイックに扱うの?」という気持ち。
そしてもうひとつは、“羨ましさ”。
「どんなことがあっても、二度と戦争はしません!」
「二度とアヤマチは繰り返しません!!」
そんな風に教育(?)されてきた日本人ならではの想いなのでしょう、
戦争や軍隊、そして軍人達が頻繁にメディアに登場するオーストラリア、
「これまでの戦争で戦った兵隊さんたちがいなければ、今ごろオーストラリアの国民、自分達は奴隷になっていた」、そう教育される子供たち、
少しばかり違和感を感じてしまいます。
でも、心の根っ子にあるのは“羨ましさ”なのかもしれません。
戦争の善悪、勝敗は別として、命を懸けて自国、そして家族のために戦った兵士達。
日本だろうとオーストラリアだろうと、その尊さにかわりはないはず。
老いたかつての兵隊さんを子供たちが支え、あるいは若者が車椅子を押しすすむパレードの誇らしげ様子。
オーストラリア中の街々で同じように行われる式典。
8月15日に行われている、日本の全国戦没者追悼式とは、雰囲気も国民のとらえ方、関心度も大きな差を感じます。
未だに自衛隊を軍隊と呼べない日本
自衛隊に対する国民の意識
戦争に対する過敏な反応
日本は世界中の国々から取り残されてしまったように感じます。
戦争はもちろん無いほうが、しないほうが良いに決まってる
でも、戦争を無くすことのできない人類というどうしようもない生き物。
日本もいつか、オーストラリアのように、国に命を捧げた人たちをヒーローとして敬うことのできる日が来るように、
普通の国になるように、
祈っています。
快晴のゴールドコーストです。