日本航空株式会社 代表取締役社長 植木 義晴さま 拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2012年3月期の営業利益が過去最高となったというニュース、遠くオーストラリアの地よりたいへん嬉しい気持ちで耳にいたしました。2010年の経営破たんより2年という極短期間で、ここまで業績を回復させた植木社長さまをはじめ経営陣の皆さま、そして従業員の皆さまのご苦労とご努力に誠に感服の念がたえません。今秋には株式再上場も予定されているとも伝えられております。とたも心強いニュースの数々、一人のJALファンとして心躍らされるばかりです。 さて、私の暮らしておりますオーストラリア、20年ほど前には、北は札幌、成田、名古屋、そして福岡と、日本の各地よりこちらオーストラリアの様々な都市へ、貴社の便、赤い鶴丸のマークの飛行機に乗り、それはそれは沢山の日本の皆さんが観光へいらっしゃっておりました。 その後、ご承知のとおり、日本とオーストラリアを結ぶ貴社の便数は減少の一途をたどり、2010年10月、東京-ブリスベン便の廃止を迎え、現在ではとうとう東京-シドニー便のみとなってしまっています。 もちろんカンタス航空系列ジェットスターとの共同運航便が、東京や関西とゴールドコースト、そしてケアンズを繋いでおりますが、やはり鶴丸の無い便ではとても貴社のフライトとは思うことが出来ません。 仕事柄、日本とこちらを行ったり来たりすることの多い私のような人間にとりまして、JALの航空機に乗って日本へ帰国するということの意味は、たいへん大きなものがございます。 本当はいつもJALの飛行機を利用いたしたいのですが、私の住むゴールドコーストという街からは、残念ながらジェットスター便のみの運行となっており、JAL便を利用する為には、いったんシドニーへ飛んでから東京行きの便へ乗り換える必要があります。 実際、これまでもこの方法で利用させていただいたこともあるのですが、いかんせん時間が掛かること(シドニーで一泊する必要がある)、そして航空券の手配が煩雑になることゆえ、いつもそのように出来るわけでなく、不本意ながらジェットスターのゴールドコースト-東京便を多用している次第です。 日本でLCCを共同でお始めになったジェットスター航空につきましては、今さら私ごときがご説明するまでも無いかとは存じますが、お値段の安さのみを徹底的に追求した、一応成功しているとされるLCCの代表のような存在です。 これまでJAL便に馴染んできた私のようなものにとり、このジェットスターのやり方、サービスにはいつまで経っても慣れることがありません。お値段の安さだけを思って、離陸から着陸までじっと我慢している状態で、とても帰国への高揚感やフライトを楽しむなどという気分にはなることが出来ません。まさしく料金の安さだけが魅力のフライトでした。 ところがここしばらく、ゴールドコーストと東京を結ぶジェットスタ-の運賃と、ブリスベン-シドニー-成田を貴社の便で予約した場合の運賃に、ほとんど差がない状態が続いています。むしろ運賃に食事や受託荷物の料金が含まれている貴社の便のほうが結局安い場合がほとんどです。何故そうなるのか、何かジェットスタートとの関連やお約束事が存在するのかは、部外者の私などには分りかねますが、最大の魅力であった低料金という大前提が崩れたジェットスターを利用するメリットが無くなってしまったことになります。 それじゃJALを利用したいと考えるのはあたりまえのことなのですが、前述いたしましたとおり、どうしても時間と手間の関係で、なかなかそうも行かないところでございます。 お話は変わりますが、ここゴールドコーストはご存知のとおり、きれいな海と素晴らしい自然、そしていろいろなアトラクションやアクティビティを兼ね備えた世界でも一級の観光地です。これまでも、多くの日本人観光客の皆さんが訪れていらしたのですが、やはり2010年の御社のブリスベン便廃止以来、日本からの観光客数は減っているようです。聞くところによると、やはり日本の旅行会社さんがジェットスターを利用しにくいということで、強くオーストラリアを顧客にオススメしなくなったことがひとつの大きな要因であることに加え、こちらでお話しする日本人観光客の方の中で、「もうジェットスターに乗りたくないから、もうオーストラリアにも来ない!」などという悲しいことをお話くださる方が少なからずいらっしゃることも事実です。 資源、マイニングブームに沸く現在のオーストラリア。 以前のような、観光業に対しての強いモチベーションは見受けられませんが、この地下資源ブームがいつまでも続くとは思えず、いつの日か必ず、オーストラリア政府も自国にとっての観光業を見直すときが来るはずです。 そして、オーストラリアは日本の皆さんが楽しんでいただける魅力がたくさんある国です。 そんな魅力あるオーストラリアを、より多くの日本人の皆さんに知っていただくためには、やはり貴社のご協力なくしては不可能です。 今の航空業界は大変厳しい環境の中で事業を継続していかなければならないことは重々理解をしているつもりです。LCC流行の昨今、こんな時だからこそ、よりサービスの行き届いた、より快適なフライトを望む人々、多少お高くとも快適さを求める層が存在することも事実だと思います。 冗長なお手紙となってしまいましたが、オーストラリアに暮らすひとりの日本人JALファンからお願いです。 是非、一日も早く、日本とオーストラリアを結ぶ鶴丸便、特にブリスベンやゴールドコーストを結ぶ便を復活していただくよう、心からお願いするところでございます。 週7便と贅沢は申しません。 週2便でも3便でも、イヤたとえ1便でも、東京とここゴールドコースト、あるいはブリスベンを結ぶ路線を就航していただけますよう、切に、切にお願い申し上げる次第でございます。 ご検討のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、今後も貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。 敬具 オーストラリアに暮らす、JALファンのひとりより。。。。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本当にお願いします、JALさん。。。
すっかり秋空のゴールドコーストです。
初めまして。
私は最近ゴールドコーストへの移住を考えている者ですが、ジェットスターには絶対乗りたくない為、どうしたものかと悩み中です。
LCC全盛時代に入り、安い安いと言われていますが、たぶん運営会社にとって経営コストが安いだけであり、実際使う側には、たいして安くないと感じています。その上、サービスや対応、すべての面において満足できるものではないので、こちらの記事には本当に同感です!
ジェットスターのフライトは私にとって、本当に苦痛でしかありません。
こちらの記事は、実際にJALに送られたのでしょうか?
ブリスベンやゴールドコースト周辺にお住まいの日本人の方々、また旅行者にとっても、ジェットスターしか選択肢がないというのは、本当に不本意だと思います。
こういったJALのブリスベンまたはゴールドコーストへの就航希望を、多くのオーストラリア在住の方々からもJALにご意見いただけるよう、働きかけてくださると嬉しいです。(すでに、そうされていらっしゃるかもしれませんが・・)
私もすでにJALに意見を送りましたが、八巻さんの仰るように、週何便かでも飛んでくれると嬉しいですね。
旅行者や旅行会社にしても、遅延やキャンセル当たり前、その他サービスも悪くて当たり前の航空会社では、リスクがありすぎて、使いたくないというのが本音だと思いますが・・・
JAL便復活への声が大きくなり、ブリスベンまたはゴールドコーストへJALで行き来ができる日がくることを、切に希望しています。
長くなりましたが、どうやって、こちらの記事に辿り着いたか?ですが、私と同じような思いの方がいらっしゃらないか?と「ゴールドコースト ジェットスター 絶対乗りたくない」で検索したところ、辿り着きました(^^)
maya さま
本当にジェットスターにはいろいろな思い出(?)があります。
来週からまた日本へ出張なのですが、今回も不本意なことにジェットスター便です。
日本へ行くというのに、なぜか心が弾まない、成田へ到着するまでの時間の苦痛と、今回も何かトラブルが起こるんではないか?そんな気持ちで少々気が滅入っているところです。
こちらの日本人社会でも、JALに対する要望やなどは検討されているようですが、現在のところ具体的な結果は見えていません。
これからも、一緒にJAL便復活に向けて、ちょっとづつでも働きかけをしていきましょう。