オーストラリアの免税制度 。。。

当社サイトを訪れてくださるたくさんの方々の中で、オパールを目的として来てくださる方はもちろん一番多いのですが、オーストラリアの免税について検索をされ、そこから見てくださる方々もかなりな数がいらっしゃいます。
そこで今日は、オーストラリアの免税制度と、ショッピングする時の得するポイントをいくつかご紹介したいと思います。


オーストラリアでお買い物をされる際の“免税”制度とは、一般的にこちらで品物を購入する際に課せられるGST(Goods And Service Tax)という、日本の消費税にあたる税金を免除される制度のことを指します。
税率は10%、例えば10ドルのチョコレートをお土産に購入したとすると、その10ドルの10%(91セント)はこのGSTです。
このGSTを支払わずに、あるいは返金してもらう為には、いくつかの条件があります。
まず大前提として、購入した品物にGSTが課税されていることなのは言うまでもありませんが、オーストラリアの場合、食品などでGSTが免除されている品物もありますので、当然、そうしたものを購入した場合はこの免税制度は適用されません(もともと税金が掛かってない、つまりは免税になってますから)。
次に、その購入した日より30日以内に、その品物をオーストラリア国外に持ち出すことが条件となります。つまり海外へ出かける旅行者であること、そして購入したものが持ち出せるものでなければならないということです。
例えば、海外へ持ち出すことのできないもの、こちらでレンタカーを借りた場合のように、ある種のサービスに対して支払った税金は帰ってきません。そして、オーストラリア滞在中に消費してしまった場合も同様です(買ったチョコを滞在中に食べてしまったら、税金は戻ってきません)。ただし、滞在中に使っても、元の状態のまま持ち出せるものの場合は税金が戻ってきます(例えば、オーストラリアで購入し旅行中にかぶっていた帽子を、そのまま日本へ持って帰るような場合、例外あり)。
ここまでがオーストラリアで免税で品物を購入する際の条件になります。
こうした条件を満たすことができる場合、免税制度を利用して購入代金の10%を節約することができるのですが、これにはふたとおりの方法があります。
まず第一の方法は、最初から税金の掛からない状態で品物を購入する方法です。
通常であれば税込み110ドルの商品を100ドルで買う方法で、そのため条件が別にあります。
まず、購入するお店自体がそうした免税販売をするためのシステムに加入していること、そしてオーストラリア国内では絶対に使用しないこと(前述の帽子の例のような場合はこの方法はとれません)、そして購入するお店にパスポートの提示とオーストラリアを出国する際のフライトなどの情報を伝える必要があるということの3点です。
この方法で品物を購入した場合は、購入した店側で、品物を開封できないようにパッケージされ、そのままの状態で出国の際空港で検査を受ける必要があります。
そしてもうひとつの方法は、いったん税金を払って購入し、その払った税金を、出国時に空港で返金してもらう方法です。
この場合は、先のように店側のシステム云々は関係なく、どんなお店で購入したものでも適応されますが、これにもやはり条件があります。
まず、購入した際に、必ず店名などの記入されたレシート(Tax Invoiceと言います)をもらうこと、そしてそのレシートの金額が税込みで300ドル以上であること(つまり300ドル未満のお買い物では税金が帰ってきません)の2点です。
こうして購入した品物を、出国時にレシート、そしてパスポートや搭乗券を提示して返金の処理をすることになります。
こうしてふたつの方法を比べてみると、最初の方法のほうが返金処理という面倒が無く、また300ドルという金額の制限もありませんので簡単なように思われるかもしれませんが、前述したとおり、免税販売のシステムに加入している特定のお店でしか取れない方法であることが最大の欠点となります。
また、300ドルの金額制限が無いとはいっても、お店側はこの免税販売のシステムに加入する為に、販売毎に一定の手数料を支払わなければなりませんので、あまり低額のお品物ではこの方法で販売してくれません。
こちらのサイト上で、もっとわかりやすくご説明させていただいていますので、詳しくお知りになりたい方はご一読ください。
少々長くなってしまいましたので今日はこれくらいにして、こうした免税も含めた賢いショッピング法は次回とさせていただきます。

すっかり初夏。そんなゴールドコーストです。


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