仕事も一段落した昨日、真青な空の下、久しぶりの気晴らしドライブをしてきました。
向かったのはゴールドコーストの裏山、マウント・タンボリン(Tamborine)。
観光でいらっしゃる皆さんからいろいろと情報を求められることの多い私たち
観光スポットにしろ、レストランにしろ、やはり実際自分の眼で見て、そして舌で味わってみないとご案内できないですから、時間ができたときには、その場に足を運ぶようにしています。
今回のマウント・タンボリンは、海ばかりが強調されがちなゴールドコーストの内陸部にある、またちょっと雰囲気の違うエリア。
名前のとおり、山の中(と言ってもたいして高い山ではありませんが)に国立公園や森林が続く、自然たっぷりのエリアです。
たくさんのワイナリーが点在し、試飲してまわるのも楽しみのひとつ。
“Cedar Creek Winery”もそうした中のひとつです。
ただ、このワイナリーが他と違うのは、園内にGlow Worm(土ボタル)を養殖する人工の洞窟、Glow Worm Caveを持っていること。
土ボタルとは、ゴールドコーストに観光にいらした皆さんにはおなじみかもしれませんが、暗くなると、この写真のように青白く光る虫のこと。
以前、天然の土ボタルは見に行ったことがあるんですが、この人工洞窟は初めて。
国立公園内にある天然の生息地と違い、この人工洞窟の便利なところは、山道をエンヤコラと歩かなくてすむ点。
整備されたワイナリーの敷地内ですから、ビーチサンダルだろうが短パンだろうが、とても気軽。
そしてもう一点は、昼間でも見ることができること。
自然の中では当然辺りが暗くなってからでないと見ることができませんが、ここは人工洞窟自体を完全に外界から遮断し、常に暗い環境を保っていますので、いつでもこの光を体験する事ができます。
ワイナリーの試飲カウンターで大人ひとり11ドルを支払い、時間になったらガイドに連れられ洞窟へ。
まずビデオを観て、その生態や光る仕組みをお勉強。
その後、ガイドと一緒に洞窟内の繁殖場に入ります
「閉所恐怖症の方の入場はお断りします」
そう看板に書いてあったとおり、中は漆黒。自分の手も見えない状態。
でも洞窟の天井には、写真のような無数の光が、まるで星空のよう。。。
ガイドさんの説明によると、まさに星空のように見せることにより、高く飛んでいこうとする虫たちをおびき寄せ、張り巡らせた粘液状の糸で捕食するために光るんだとか。
ガイドさんたちの説明はすべて英語なので、不慣れな日本の方にはわからないかもしれませんが、そんな説明を聞き流しても、その身近に広がる青白い光の流れには眼を奪われるはずです。
ビデオでのお勉強と合わせて正味30分ほどのツアーですが、堪能させていただきました。
眼を楽しませた後は、もちろんお腹!
何故かドイツ料理のお店に入って、お肉とビールをガッツリ。
ちょっと食べ過ぎて重くなったお腹を抱え、あっちへふらふら、こっちへふらふら、予定のない時間、追いかけられることのない時間を過ごしました。
道端に無造作に置いてあるアボカドや花の無人販売所を覗いたり、見晴らしの良い場所で車を止めしばし寝転んだり。
のんびりできた休日。
たまにはこんな日も必要ですね。
無人販売所においてあった集金箱。
アイスクリームの空き箱に、手が入っちゃうほどの大きな穴
でも、しっかりボルトで固定されている中途半端なゆるさ、
さすがオーストラリア!!
日差しはもう夏です。
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