ボルダーオパールの魅力のひとつに、強烈な色、発色と呼んで良いような色合いがあります。
まさに眼に刺さってくるような、そんな素晴らしい発色の今日のオパール。
ご紹介します。
ボルダーオパールの撮影をしていると、いつも苦労させられる点があります。
あまりにフラッシュの強いもの、特にグリーン系のものは、ライティングをいくら工夫してやっても色が飛んでしまう、ハレーションと呼ぶんでしょうか、ことがあります。
プロの腕と機材があれば、きっとそんな事もないんでしょうが、私にあるのは、これまでの試行錯誤の経験と“数打ちゃ、、”精神、そしてごく普通のデジカメ。
今日のオパールも、グリーンの発色部分中央が少々飛んでしまっています。
ライトの位置を変えたり、背景を黒にしたりグレーにしたりと、いろいろ苦労した挙句、見た感じに一番近い写真を選んでサイトでもご紹介していますが、もちろん肉眼では、こんな色飛びは気になることはありません。
そしてもうひとつ、これもボルダーオパールの撮影で難しい点ですが、母岩が表面に表出している場合、肉眼で見るよりもそれが強調されて写ってしまうことがあります。
強烈なフラッシュに浮き出たように写る母岩部分は、そうですね一面に広がるグリーンの芝生の中に、一部枯れて地面が露出しているような状態。
そこだけがかえって強調されてしまうんです。
写真のオパールも、一部母岩の表出が見えますが、肉眼ではグリーンの遊色の方が眼に飛び込んでくることで、ここまでは気になりません。
「実物の方がキレイ!」
こうゆ説明の仕方、私が最も嫌いな、そして避けてきた表現方法です。
でも、そんな弱音を吐いてしまいたくなるようなオパールの数々。
今日のボルダーオパールも、そんな“イ・ケ・ズ”な一点です。
またまた曇り空のゴールドコーストです。