4千年、アノお国の方々のお話、、、
先日、地元紙に載っていたこんな記事。
“コケにされる中国人観光客”
中国人観光客を受け入れる旅行社の横暴がその中身。
記事によると、‘ゴールドコーストの中国系旅行社の大半が、観光客をだまし、不正に料金を徴収している’というショッキングなもの。
何が不正かというと、本来入場料のかからないはずの施設、例えば公営の植物園や公園に観光客たちを案内し、入場料と称して代金を徴収しているのだとか。
中国からの旅行者の大半は英語も、こちらの風習や仕組みにも不慣れ。
そんな人たち、連れて行かれた先が入場料が必要な所なのか、不要な所なのか、判断できるはずもなく、こうした旅行社の言いなりになっているらしいんです。
ただでさえ、不慣れな観光客を取込み、自分たちに都合の良いお店、つまりキックバックを得ることの出来るお店でしか買い物させないように、あえてサーファーズ・パラダイスの街中には案内せず、自由に行動させない彼ら旅行社のやり方が話題になっているときに、こんな記事。
聴く所によると、ゴールドコーストといえば当然サーファーズ・パラダイスが中心なのですが、そこには一切案内せず、ゴールドコースト空港の近く(いらしたことのある方はおわかりでしょうが、ゴールドコースト空港はサーファーズ・パラダイスから車で約30分のクーランガッタという街にあります)へ滞在させ、まさにそこがゴールドコーストかのように案内しているんだとか!?
今から20数年前、日本からたくさんの旅行者が押し寄せていた頃、やはり旅行社の囲い込みツアーが問題になっていましたが、それでもここまでの話はなかったはず。
商売に対する感覚が違うのか、顧客である旅行者のことなど考えていないのか、その無茶振りは、ある意味感心してしまいます。
先日もこんなことがありました。
たまたま受けた一本の電話は、声からしてまだ若そうな中国人女性から。
「私のお客で、質のいいオパール探している人いるんだけど、そちらはコミッションくれますか?」
彼女はツアーガイド
そしてお客連れてくからコミッション(キックバック)頂戴、ということ。
そうしたコミッションのシステムには、相手がどこの誰であろうと絶対加わらない、支払わないのが私のポリシー。
そのように伝え、そしてこう付け加えました。
「コミッションは差し上げられないけど、本当にお客さんのこと考えて、本物の良いオパールを紹介したいのであれば、当店は間違いないですよ(別に自慢でもなく、ゴールドコーストで天然オパールを扱っている、それもある程度の数扱っているお店がほとんどないんです)」
それを聴いた彼女は、「ありがとう」と一言言っただけで、電話は切れました。
その後、もちろん彼女がお客さんを連れてくることはなく、きっとコミッションを払ってくれるお店に行ったのでしょう。
旅行業にかかわる人間にとって、コミッションというのは大切な収入源なのは理解できますし、かつて(今でも?)日本のツアーでも同じようなことが行なわれていたのは事実。
でも、中国の皆さんはメチャメチャ極端。
自分の懐に入るものなければ、たとえお客が望んでも手伝おうとはしません。
先の記事も、
こんなやり方を続けていると、いつか中国人観光客たちのゴールドコーストに対する評判が悪くなってしまう。なんとかするべきだ。
そう結ばれていました。
4千年の商魂
私も少しは見習った方が良いのかな?
海はきれいな青に戻りましたが、空は雨空のゴールドコーストです。