オパールを食紅で染めてみる 。。。

さぁ、それでは実験に取り掛かりましょう ♪
Here We Go !!


まず、上の写真は、今回使用する食紅の成分表。
“水”と“食用着色料(124番)”
フムフム、、、
Food Acid(330)(どうやら“クエン酸”らしい)と保存料。
? ? ?
まぁ、食用ですから、そんな強力なものではないはず。
そして、浸けられちゃうオパールは、

活躍中のエチオピア産オパール(8.27カラット)と、

対照としてオーストラリア産ホワイトオパール(7.0カラット)。

これらをお皿に入れて、

上から食紅を注いでやります。ヒタヒタになるように。

そしてこの状態で10分間置いておきます。

<-----10分経過----->

オパールを取り出し、水で軽くゆすいだ後に水気を取って、、、、
すると、、、、、、、、

こんな状態に !
もちろん上がエチオピア産、そして下がオーストラリア産オパール。

予想では、もう少し全体的に濃く染まっていると思っていたんですが、意外にスッキリしています。
ですが、内包物の周辺を中心に、間違いなく色素が沈着している様子。

写真ではちょっと分りにくいかもしれませんが、ルーペで見てみると、表面ではなく、中に入り込んでいるのが確認できました。
おそらく、砂などの内包物の部分が濃く染まっているようです。

一方、オーストラリア産のほうは、

こちらも予想通り、何事もなかったように、色の変化や染まっている部分は見られません。

ハイドロフェン効果の違いを再確認できました。

エチオピア産の染まり具合に不満(?)はありますが、ココまでは予想通り。

それじゃ、ホンノリ染まったエチオピア産オパールを普通の水に入れ、食紅の赤が抜けるかどうか見てみましょう。

水に浸けて15分ほどすると、オパールの周りに気泡が付き始め、
そのまま1時間置いておくと、

オパールから赤い成分が靄のように漂い始めます。
上の写真を拡大して、ちょっとコントラストを強くしてやると、

水の中に漂うインクの様な赤がわかっていただけるはず。

更に3時間後、

オパールの周りの気泡が大きくなってきました。
水が赤色になってきた分、心なしかオパール自体は色が抜けているよう。

間違いなく色が抜けてます!

コレは予想より早い展開!
さて、どこまで色は元に回復するのか?
赤く染まった部分は、どこまで色が抜けるのか?

ここはじっくり観察する為、このままの状態で2日ほど放置することにします。

結果は後日!!

やっぱり染まっちゃた指先、
洗っても落ちません、、、、

さて、エチオピア産オパールの運命やいかに!!??

雨模様のゴールドコーストです。


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