8日間、3,800キロ
青森-鹿児島間往復ほどの距離。
ボルダーオパールの採掘されるエリアを、今回はひとまわり。
ご紹介します。
Winton、そしてQuilpieとその周辺エリアを駆け足でまわった今回のトリップ
鉱夫たちはもちろんの事、いろいろな町のいろいろな人達との出会いがありました。
そんな町や人々は、追々ご紹介するとして、まずは下の写真ご覧ください。
これは、今回訪れたうちの、ひとりの鉱夫の家。
家と言うよりは、キャンプと呼んでいる、採掘の際に寝泊りする場所の写真です。
中古も中古、ボロボロのトレーラーハウスが2台と、プレハブ倉庫が遠くに見えます。
そして、、、
お気づきになりました?
手前に見えるのは?
そう、必ずお世話になる、アノ場所。
ゆっくりと哲学する、アノ場所、です。
もちろん水洗なんかじゃありません。
半分に切ったドラム缶。
時期が来れば、別の場所に移動。
そんな、シンプル設計。
一番近い町から250キほどロ離れた最果ての地。
周囲数十キロに住む人はゼロ!
そんな究極のプライベート空間の中でも、ささやかですが目隠しの囲いがしてあるところに、彼の性格を感じます。
電気は太陽電池で充電されたバッテリーのみ
水は、かろうじて溜めた雨水
そしてプロパンボンベにつながった小さなガス台でのお料理。
全て必要最低限。
こんな場所に数週間泊り込みながら、彼は黙々とひとり採掘を続けています。
朝、夜明けとともに採掘を開始し、昼時にはキャンプに戻って簡単なランチ
そして、暑さの厳しい4時頃まで昼寝して、それから日が暮れるまでまた採掘。
重機のメインテナンスから料理まで、
そして、こんなワイルドな場所で生きていくサバイバルの知識。
だれも当てにすることのできない、とても過酷で孤独な環境。
それも、真っ赤な土砂の中から虹を見つけ出す瞬間があるから出来ること。
周りにネオンなど全くない完璧な星空。
そして、美しい朝焼け、夕焼け。
典型的なボルダーオパール鉱夫の生活風景です。。。
からからに乾燥した大地。
この下にオパールは眠っています。
続きは、また明日。
久しぶりに雨空のゴールドコーストです。