狂乱のクリスマスも終わって、今年もあとわずか。
長かったような、あっという間だったような、そんな2013年。
今年一年を振りかえってみました。
とにかく相変わらず厳しい採掘状況の一年でした。
ブラックオパールはまさに壊滅的。
今、見返してみても、この一年のブラックオパール取扱量は、前年の約1/3、5年前の約10%以下にまで減少していました。
そのため、サイト上で皆さんにご紹介できたブラックオパールも、本当にホントにお寒い限り。。。
どの鉱夫をたずねても、誰に聞いても、これというものが見つからない一年、
出回っているのは地色が薄く遊色の寂しいものばかりか、あるいはお値段がとんでもないことになっているブラックだけ。
一方のボルダーオパール
こちらも状況の好転は起こらず、やはり前途多難な状況を再確認した一年でした。
ですが、ブラックオパールに比べるとまだ採掘はされており、サイトを通じて個性的で美しいボルダーをご提供できたと思っています。
世界中のマーケットには、前年から引き続きエチオピア産のオパールがあふれ、オーストラリア産、特にブラック・ボルダーオパールの流通が極端に少なくなった一年でもありました。
その影響もあるのか、私達のところにも、アメリカをはじめ、中東や南アフリカ、インドや香港、そして中国などから、オパールの引合いが増えたのも事実。
世界中がオーストラリア産オパールに飢え始めた、そんな感じがします。
そんな厳しい状況の中、日本では3月、7月、そして12月と、ミネラルショーに参加させていただき、ブラックオパール、そしてボルダーオパールの変わらない人気の高さも実感しました。
6月末でゴールドコーストの直営店を閉店したことは、私達にとり大きな出来事でした。
10年間の思い出が詰まった店をたたんで、卸業務、そしてネット業務に集中することを決めるまでには、いろいろと紆余曲折はありましたが、正しい決断ができたと思っています。
お店でお目にはかかれなくなりましたが、それでも過去に来店してくださった方や、ネットを通じて、現在でもオフィスにてオパールをご紹介することは続いています。
ちなみに、直営店のあった場所は、いまでも空いたまま、あたらしいテナントは決まっていないようです。
古いシステムから新しいシステムへ。
改定当初は、若干の不具合も発生し、ご迷惑をお掛けしてしまったこともありましたが、その後、たくさんの方からのアドバイスやご指摘のおかげで、より使いやすいサイトになったと自負しております。
10月には、久しぶりにボルダーオパールの採掘エリアをまわり、皆さんにもご紹介することができました。
厳しい環境の中、黙々と採掘を続けている鉱夫たちの生活、そして彼ら、彼女たちの苦労を、多少なりとも、皆さんにご紹介できたと思っています。
そして、
年末を迎えた今、
上の写真のブラックオパールたちを出品準備中です。
2014年最初のご紹介になる予定です。
来年、2014年はどんな年になるのか?
大きな目標と夢を持って、迎えるつもりです。
2013年最後の更新となります。
今年一年、本当にありがとうございました。
来年もまた、変わらぬご支持を宜しくお願いいたします。
皆さまにとりまして、素晴らしい新年となりますよう、南半球、真夏のオーストラリアより、お祈りしております。
ありがとうございました。
2013年12月28日
Gemstory Pty Ltd
代表 八巻 利一
曇り空のゴールドコーストです。