始まりはいつもココから、、、マイナー 。。。

ブラックオパール鉱夫

この人たちの毎日があるからこそ、、、、

Thanks for your hard work.


上の写真は、これまでにもご紹介してきたライトニングリッジで採掘をしているKen。

都会に家族を残し、ライトニングリッジ郊外のGrawinというエリアで、相棒のロジャーと穴の中。

 

オパールマイナー

ともに60代。

日頃のハードワークと強烈な紫外線の影響で、肌はボロボロ目はショボショボ。

それでも岩盤に顔出したオパールの輝きは見逃しません。

彼らのような高齢のマイナーたちは、これまで辛苦しつつも成功してきた人たち。

もう働く必要もないのに、採掘がやめられない人たち。

まだ比較的規制の緩かった時代に、それこそツルハシ一本で始め、規模を徐々に大きくし、富を手に入れてきた成功者たち。

それでも、生活のためでなく、採掘が人生そのものになってしまっている人たちです。

 

ブラックオパール鉱夫

こんな僻地に自分でパブ開いちゃっうほどのビール好き。

このエリアのBIG SHOTです。

 

ボルダーオパール鉱山

こちらは人里離れた荒野で、毎日土砂と格闘するボルダーオパールのマイナー

共産主義のクロアチアから逃げてきた、御年70歳のこの腕、見てください!

とってもエネルギッシュ!!

 

20140809d

そして、その息子。

彼のように、子供が後を継いでくれるような鉱夫は幸せ。

ほとんどの鉱夫は、最初に登場したKenにように、後継ぎなどなし。

 

鉱夫たちの産まれ故郷も、移民国家オーストラリアらしく様々。

でもクロアチアやハンガリー、ギリシャ、そしてドイツ人が目立ちます。

 

彼らマイナーだけでなく、オーストラリアのオパール業界で目立つのは、

ハンガリー人と日本人。

 

いずれも、自国でオパールが採掘されていたこと、そしてオパールがとても人気のある宝石であったこと。

そんな原因で、オパール業界では目立つ存在です。

 

ガソリンをはじめ、採掘経費の高騰、そしてさまざまな規制の強化

そうした現在の状況が、マイナーたちを苦しめ、その結果、若い人たちの新規参入を拒んでいます。

 

隣まで100キロ超

野生化した豚と、カンガルーやエミューなどの野生に囲まれた孤独に耐え、

もちろん食事の準備から、機材の整備、修理など、誰の助けも借りずに自活できる能力

そして、成果が出るまで頑張れる気力と経済力

 

生半可なことではできるものではありません。

 

地中から“色”、“オパール”が顔をのぞかせた瞬間の感動

それを忘れられずに、

またいつか、

そんな思いが彼らを駆り立てます。

 

ブラックオパール

 

 

 

晴天のゴールドコーストです。


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