オパール。
“宝石”、あるいは“美しい石”を意味する、ラテン語の Opalus、ギリシャ語の Opallios を語源とする、美しい宝石の名前であることはご存じのとおり。
でも、世の中、他にも“オパール”と名付けられたものがあるんです。
国のシンボルのひとつとして定められているだけに、オーストラリアには、その名に“オパール”が冠されたものをよく見かけます(オーストラリアの六つのシンボル)。
たとえば、上の写真の“Opal Card”
シドニー近郊の交通機関で使える、オーストラリア版“SUICA”、“ICOCA”
まだ日本のように、アチコチで買い物に使えたりといったところまで便利ではありませんが、それでも以前の不便な切符考えたら大した優れもの。
そしてこちらは、以前もご紹介したBPが販売しているガソリンのブランド、“Opal Fuel”
吸引しても人体への影響が比較的少ない、身体に良いガソリン?!
オーストラリアのアボリジニ問題もはらんでいます。
こちらは、オーストラリア原子力科学技術機構(Australian Nuclear Science and Technology Organisation)が運営するOpen Pool Australian Lightwater、略して OPAL と呼ばれる原子炉。
日本と違って、現在まで商用の原子力発電所を作らないで、もっぱら外国にウラン資源を売って稼いでいるオーストラリアの数少ない原子力関連施設です。
医薬用や科学実験用のラジオアイソトープ(放射線同位元素)などを生産している、半分商用のような実験炉です。
たとえば、日本では野球の代表チームを、“侍ジャパン”、女子サッカーチームを“なでしこジャパン”と、シブ~い名前で呼んでいるのと同様に、ここオーストラリアでも各代表チームは愛称で呼ばれています。
日本の良きライバル、ご存じ男子サッカー代表を “SOCCEROOS(サッカルーズ、ROOというのはカンガルーのこと)”、ラグビーが“WALLABIES(ワラビーズ、小型カンガルーのこと)”、そして女子のバスケットボール代表チームを “OPALS(オパールズ)”と呼んでいます。
いかにもオーストラリアらしい動物名が多い中、OPALSは光ってます(でも、日本のシブ~い愛称にはかなわないけど)!
オーストラリア以外でも、
イギリス生まれでアメリカ育ちのリンゴのブランド“OPAL APPLE”、があったり、
ドイツに、“OPAL”と名付けられたパイプラインがあったり、
これまたイギリスに、“OPAL TOWER”なんてのがあったり、、、
地名もありますよ。
USAには、バージニア州とワイオミング州にOPALという地名があります。
きっと、まだまだオパールと名付けられた物や場所、施設は世界中にたくさんあるでしょう。
きっと、日本にもいろいろあるはず。
メゾン・オパール、とか
テラス・オパール、とか
そんなマンションありそうじゃないですか?
皆さんの周りのオパールじゃないオパール
是非教えてください!!
ちょっと肌寒いゴールドコーストです。