ここは宝石という、人間の欲望渦巻くドロドロ世界。
そんな世界で成功し富を築くもの、十分な結果が得られず、いつの間にか消えていくもの、、、
それは、ちょっとした運命の悪戯の結果です。。。。
一攫千金 !
Make A Fortune !!
宝石に係わる、特に採掘しようなんて考える輩は、いつもこの素敵な言葉の、と・り・こ。。。
ブラックオパールやボルダーオパールが発見されてから100年と少し。
この間に、様々なドラマがあったはずです。
その中には、もちろん「一攫千金」に恵まれた人もいるでしょう。
逆に、何も結果を掘り出すことができず、鉱山を去って行った人もいるでしょう。
あるいは、一攫千金をつかんでも事故で命を落とす人、そして何もつかまずに命を落とす人、だって。
採掘に関する歴史や人間模様を、あるいは本から、または古株の鉱夫たちから、そんな運命に翻弄される人たちの物語を読んだり聞いたりするにつれ、本当にその運命は紙一重であることを実感させられます。
現在も採掘を続けている60歳を超えるような高齢のマイナーたち
彼らのほとんどは、過去に大当たりをつかんだ成功者、そのエリアの Big Shot(大物)たちです。
ボロボロの服と手入れのされていない髪と髭
そんな風貌でも、実は億万長者
一方、いまだ成功のしっぽも見えず、それでも採掘を続け、あるいは採掘からは手を引いても何らかの形でオパールに係わり続ける人たちの中には、見ているこっちが悲しくなるような人間も。。。
“ Big Mouth ” と呼ばれ蔑まされる人たち。
直訳すれば“ 大きな口 ”ですが、“ おしゃべり ”とか“ 大ぼら吹き ”とかの意味。
オパールに係わる人たちの間では、
口ばっかりで、
行動が伴わないて、
大物ぶっていて、
信用ならない、
つまりは、大ウソつきの代名詞。
業界で“ ホラ吹き大王 ”と呼ばれ、逆の意味で有名になった人も
口から出る言葉は、いつもでっかくて、夢があって、胸をたたいて「まかせなさい!」が癖になってる人たち
今でもそんな種類の人間、すぐに数人は頭に浮かびます。
オパールをはぐくむオーストラリアの大地は広大ですが、意外とこの世界は狭いものです。
時には多額の金額が絡む宝石の世界
“ 信頼 ”がとても大切。
いったん、Big Mouthの烙印を押されてしまうと、なかなかそのイメージを払しょくするのは困難。
こんな世界ですが、自分の利益ばかりを考えていたのでは、長く続けることのできないのが宝石の世界です。
素晴らしい青空のゴールドコーストです。