オーストラリアでは7月から新年度が始まります。
新しい決まりや法律が実際に適用されるのも7月1日から。
以前もご紹介した法律で定められている最低賃金、7月から再度、例年通り(?)、引き上げられます。
7月1日からの最低賃金は、週給で656.90豪ドル、そして時給で17.29豪ドル!
現在の為替レートで計算してみると、
週給約6万円、時給で約1650円!!
でも、どちらも満足していないようですよ。。。
給料を払う雇用側ともらう労働者(組合)側、どちらもこの決定には不満のよう。
雇用側は「上げすぎ!」
そして組合側はもちろん「少なすぎ!」
払う側は、
「こんなんじゃ人雇えないよ」
もらう側は、
「ガソリン代や物価の上昇に追いついていない。いつまでも生活楽にならない!」
人件費が上がれば企業の生産コストも当然上昇、そしてその上昇分は商品やサービスの代金へ転嫁されるのは当然の帰結。。
これまでは、中国などに向けての地下資源輸出でウハウハだったオーストラリア。
賃金の上昇も、物価の上昇も乗り越えてきたような気がします。
でも、そんな輸出に多少の陰りが見え始め、失業率が上昇し始め、つじつまが合わなくなってきた。
それでも、これまで身に着いた生活パターンはなかなか変えることできないのはどこの国の人間でも同じ。
自動車メーカーが工場を閉鎖
スターバックスが撤退
そして誰もいなくなった、、、、
そんなことにならなければよいのですが。。。
反面、日本はちょっと安すぎなのかもしれませんね。
毎日の生活で感じる日本のサービス、そしてシステムの素晴らしさ。
郵便ひとつとっても、これだけのサービスを提供しているのに、こんなに低料金で大丈夫なのか?
心配になったり、申し訳なかったり。
宅配便と言えば、先日オーストラリアの郵便局から通知が届きました。
”コストの上昇により、配達に要する期間を延ばします。これまで通りの時間で配達して欲しかったら、追加の料金をいただきます”
そんな内容。
ゴールドコーストからオーストラリア国内のシドニーに配達するのより、東京からシドニーに配達する場合の方が早く着くという、恐るべき事態だったこれまで以上に時間かかるってこと!?
国土の広さももちろん関係あるでしょうが、人件費が大きな原因になっているのは間違いのないところ。
土日、祝日は極力働かない、働かなければならない場合は給料を2倍3倍いただきます。
どっちが良いのか?
もうわかりません。
でも、オーストラリアはもっと暮らしやすい国だったはず。。。
そしていつものため息
「あぁ、あのころは・・・」
だらだら愚痴ってしまいました。
申し訳ありません。
気分を変えて、
今日も新しいオパールを9点出品しました。
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