オパール鉱山の寿命 。。。

ライトニングリッジ

ライトニングリッジの町から北西に直線で約15キロ

かつて多くの人々の期待と夢をになった場所があります。


その場所の名は“ Wyoming (ワイオミング) google mapが開きます ”。

過去50年で最大の鉱脈発見!

そんな呼び声高く、1990年代後半から2000年にかけ大きなブームとなり、たくさんの人達がオパールを求めてRush、殺到したのがこのWyomingでした。

ちょうど急激に採掘量が減り初め、誰しもが新しい鉱区を探して血眼になっていた時期でもあり、今思えば大げさなくらいに期待され、だれもがブラックオパール採掘量の復活を信じたものでした。

日本からも多くのバイヤーが訪れ、Wyomingで採掘されたオパールの多くが日本へと運ばれていったものです。

 

確かに色合いの美しい上質なブラックオパールが採掘されたWyomingでしたが、人々の熱狂が激しすぎたのか、その名声も2010年を迎える前にはすっかり廃れてしまいました。

他のエリア同様、現在でも細々と採掘は続けられていますが、かつての勢いはありません。

 

ブラックオパール

Wyoming産ブラックオパール 2.85 ct

 

色鮮やかな、妖艶なオパール

 

ブラックオパール

Wyoming産ブラックオパール 1.4 ct

 

ハッとするような強烈な遊色を見せてくれるブラックオパール

 

Wyomingより10年ほど前の1980年代後半、こちらも名声高い“ Coocoran (クーコラン)”というエリアが発見された時も同じような騒ぎが起こったようですが、やはりその花の時期は短かったようです。

 

最初の写真、地図を見ていただくと、赤丸がたくさんありますが、これがこれまで採掘されてきた主なエリアです。

ライトニングリッジの町中、そして町に沿って多くの赤丸が並んでいますが、そのほとんどが今では掘り返された土砂の山と落下防止の金網がかぶせられたかつての鉱山跡です。

ブラックオパール鉱山跡

 

この地図を見ていると、ライトニングリッジの町中でブラックオパールの狂乱騒ぎが起き、町周辺を穴だらけにした後、新たな幸運を求め北へ延びていった鉱夫たちの苦闘の跡がしのばれます。

 

まだまだライトニングリッジ周辺には未開発の荒野が広がっています。

いつか必ず、新しいフィーバーが見つかるはず!

 

そう信じて、前を向いて進んでいきます。。。

 

本日、ブラックオパール、ボルダーオパールのルースをそれぞれ7点、そして美しく個性的なボルダーオパールで製作したジュエリーを13点、出品しました!

是非、そちらもご覧ください!!

 

 

すっかりご無沙汰してしまいました。

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