きっと皆さんもテレビで見たことあるでしょう。
オーストラリアの空港で、不審な人物を取り締まる入国管理官、Border Securityたちの姿を。
テレビでは、凛々しく、カッコよく、そして常に冷静な彼ら、彼女たち
でも、実際は、、、???
とにかく 働かない 、動かない 、、、
テレビのとおり、仕事してる人はしてるんですが、それを見てる人間が3倍くらい存在します。
どんなに混んでいても、どれだけ長蛇の列ができていても、とにかくそこにいる人数全員で対応しようという気配を見せることがナイ。
長時間のフライト後の疲れ切った身体と心をなだめつつ、列の後ろに並ぶ人たちの視線がどれほど注がれようと、彼ら彼女たちは、まるで羊の群れでも眺めているように遠い眼で腕を組んでおしゃべりに夢中。
10のカウンターがあって、制服姿が20人はいるのに、開いているカウンターはだいたい半分の5か所ほど。
荷物のチェックをする係官もいっしょです。
何してるんだかわからない制服姿がそこら中に、、、
そんなわけで、いつも入国時にはイライラさせられるオーストラリアの通関ですが、そんな入国管理官たちがなんと! 今週末からストライキを計画しているとか!!?
そう、労働条件の改善を求めて、仕事を放棄するアノ “ ス・ト・ラ・イ・キ ” です。
しかも、いつ、どこの空港で、どれくらいの時間実行するのかを秘密にしてるってんだから。。。
月曜日かもしれないし、水曜日かもしれない、
シドニーかもしれないし、ゴールドコーストかもしれない、
こんなやり方、もう脅迫としか思えないのは私だけでしょうか?
国際空港で入出国に関わる管理官のうち、6~7割が組合に加入し、今回のストライキにも参加すると考えられているんだそうです。
ただでさえ要領の悪いゴールドコースト空港なんかで、朝の到着便が立て込む時間にやられたら!
想像するだけでゾッとします!!
日本と違い、公務員のストが禁止されていないオーストラリア、
彼らだけでなく、税務署職員や市の職員、はては警察官まで、多くの公務員が実際にストを実行することがあります。
もちろんストライキは認められている権利です。
それに、どれだけ労働条件に改善される余地があるのか?
そこらへんの知識を持ち合わせてはいませんので、あまり強くは言えませんが、、常日頃からの彼らの仕事ぶりと、一般的なオーストラリアの給料体系を考えると、それほど悪いとは思えないんですが。。。
自分の仕事内容をとても大切にするオーストラリア。
自分の仕事に責任感があるのか?
そう考えれば素晴らしいんですが、実際は自分の仕事しかしないということ。
同僚が困っていても、どんなに仕事がたまっていても、どれほど人々が並んでいようと、自分の仕事じゃなければ手伝おうとはしない。
それがオーストラリアのお役人さん 。
あなた、ひょっとして来週あたりオーストラリアに行こうと思ってます?
とりあえずは覚悟、か・く・ご、してください。。。
我慢の先には、こんな風景が。
そう思って辛抱辛抱。。