始まりは昨年の9月でした。
仙台でのミネラルショーもたくさんの笑顔と共に無事終了し、オフィスに戻って後片付けや月末のゴタゴタにとりかかっています。
今回の仙台ショー最大のイベントは、何と言っても上の写真のリングです。
昨年9月のミネラルショーで初めてお目にかかった素敵なお若いご夫婦。
奥さまが大切にしていらっしゃった、珍しいオパールのカメオをお預かりしました。
このカメオをジュエリーに仕立てたいという、かねてからのご希望を叶えるべく、私たちとおふたりの物語は始まりました。
母岩のエッジの部分がスムーズでなく、若干の傷があるため、実際にどのような形で仕立てることができるのか?
とりあえずその場はお預かりをしてオフィスへ持ち帰り、職人たちと相談することに。
リングにしたい
でもペンダントの方が安全では
ピンクゴールドで
いややはりイエローで
それから半年と、十数回のメールでのやり取りを経て、イエローゴールドでリングに仕立てることに。
そして、実際に製作を始めたのが今年の4月
デザインの詳細を決め、
原型を製作し、
実際にリングを鋳造、
ご希望だった全体への仕上げのタッチ
幾人もの職人の技が、こんなリングを作り上げてくれました。
3石のホワイトサファイアを添えて
爪がカメオの表情を邪魔しないように
さりげない細工
バンド部分は専門の職人の手による技が
すべて完成し、私の手元に戻ってきたのが、仙台へ出発する前日!
「間に合った」
仕上がりに100%の自身がありますが、あとは、実際にお客さまに気に入っていただけるかどうか?
少しの不安と共に、仙台へ。
そして、仙台ショー最終日、会場にお越しいただいたおふたり。
さっそく奥さまにリングをお渡しすると、
とたんに笑顔がはじけました!
「思っていたとおり」
「このカメオの本来の姿」
最上級のお言葉をいただきました。
そんな奥さまのお姿を、横で嬉しそうに見ていらっしゃるご主人にも笑顔が!!
私の心配も、不安も、一挙に消滅し、嬉しさとやり遂げた感、そして小さくガッツポーズ。。。
これだから宝石屋、やめられません。
「初めてのオーダージュエリーでしたが、お二人をはじめ全ての関係者の皆様、多くの方々のご理解とご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。そしてなにより八巻様とマライヴォン様とのご縁に心から感謝致します。そして今後も夫婦共々よろしくお願い致します。また9月に新潟でお会いできる事を楽しみにしております!ありがとうございました。」
こんなメールを後日いただき、また感激。
Tさま、ありがとうございました。
また9月にお目にかかれますこと、楽しみにしております。
お客さまもハッピー
私達もハッピー
そして製作にかかわった職人たちもハッピー
全てが幸せな結末でした。。。
あなたの眠っている宝石
生まれ変わらせてみませんか?
ご相談ください。
↓
カメオ❓かと思うこんなオパールもあるんですね。
女性の横顔に磨き上げたのも驚きなのに、リング部分に彫刻をあしらうなんて ゴージャスなリングに変身‼️。
若夫婦の完成したリング見て喜ぶ様が浮かびそう。
このリングつけてたら気分がアゲアゲにるの間違いなさそう❗️。
本当にHappyなひと時でした。