福岡ミネラルショーも終了し、オフィスへ戻りお決まりのペーパーワークも大かた片付けました。
福岡ではたくさんの出会いがありました。
ありがとうございました。
そんな方々との出会い以外にも、ミネラルショーの楽しみは他の出展者たちの品物との出会いもあります。
それぞれの出展者が、各自の得意な分野で手に入れた品物、世界中から集められた宝石や鉱物の中には、私自身が惚れ込んでしまうものも!
今回、出会ってしまったのは、上の写真の原石。
エチオピアオパールの原石です。
それも、ただのエチオピアオパールではありません。
この写真をご覧ください。
中心部分に白っぽい塊が、まるで卵の黄身のようにあります。
この白い部分、宝石としては余分な内包物です。
こうした内包物を含んだ、このような不思議な表情を持ったオパールを、
Ghost Phantom Opals
と呼び、コレクターの間ではたいへん珍重されています。
Ghost Phantom Opals
日本語にすると、Ghostは “ 幽霊 ”、PhantomはGhostと似た意味ですが、なにか “ 不気味なもの ” 的な意味合いもあるようです。
つまり簡単に言ってしまうなら、幽霊オパール、そんな感じ。
もちろんオパール部分には遊色も見えます。
幽霊がこんな黒っぽいものも。
いったいこれが何なのか?
どのようにできたのか?
確かなことはわかっていないようですが、一説では火山の灰ではないかとのこと。
エチオピアのオパールは火山性ですので、いかにもありそうですが定かではありません。
いずれ、カットして調べてみるつもりですが、しばらくはそのままで、その奇妙な姿を楽しむこととします。
もともと、こんなふうに水に浸けられていましたが、まずは、空気中に放置して、その影響を調べてみます。
こちらは、国産、奈良県で採掘された“ レインボーガーネット ” です。
Paul に頼まれていたもの。
日本産の鉱物は、海外でもかなりの人気です。
もう冬ですか?
↓