ハンコ、印、
実印に銀行印、認印に訂正印、、、
じつにしばられてきたと思いませんか、ハンコに。
今回のコロナで、ハンコ文化も少し変化してくるような、イヤ変化すべきではないでしょうか?
そして紙第一主義といいますか、電子化が遅れている状況がハッキリとわかっちゃいました。
ものすごく個人的なことですが、2月に父が亡くなりました。
自粛の前でしたので、ちゃんとお葬式をし皆で送り出してやることができたのが幸いでした。
ご経験のある方もたくさんいらっしゃると思いますが、お葬式まではバタバタとあっと言う間なのですが、たいへんなのはその後の手続き。
お役所への届け出にはじまり、銀行や保険、そして水道や電気などなど、すべてが父名義。
今にして思えば、父の生前に少しでもできることをやっておけば良かったのですが、今更です。
お役所や銀行、もちろん保険などはやはりすべて印鑑が必要。
何故、役所って一回で済まないんでしょうかね?
マイナンバーって何のためなんでしょうかね?
そんな、愚痴は置いておいて、「アレとソレと、それからこれに実印押して印鑑証明と一緒に、、、」
これじゃ電子化なんて進まないはずです。
オーストラリアではご存じのように、ハンコなどなく全てがサイン。
印鑑証明書に相当するものはありません。
身分証明書(運転免許証やパスポート)を提示できれば、すべてサインだけで完了します。
ちょっとずれてしまいましたが、日本のオンライン化、電子化を妨げている要因のひとつはハンコなんじゃないか?
そんな風に感じるくらい。
いちばん驚き、あきれさせてくれたのが郵便局。
父名義の口座を解約するのに、あらかじめネットで調べ必要書類をダウンロードし、できるだけ簡単にスムーズにできるように持って行った書類を見て、局員さんの一言、
「こちらの書類は手書きじゃないとダメなんですよ」
「???」
郵便局のサイトでダウンロードできる書類が手書きじゃないとダメって、、、
いったいいつの時代なのでしょう?
ほかの銀行口座を閉めるのにも、相続人全員分の実印と印鑑証明って??
手間を考えたら、、、、
まだまだ最大の難関、不動産が残ってるので、道半ばどころか始まったばかりかもしれません。
紙依存の日本社会、ハンコ絶対主義の日本社会。
人がひとり亡くなることの重大さを、紙の量と押したハンコの数で思い知らされました。
コロナ後の社会は、私たち販売業の方法も、そしてハンコの位置づけも変えていくのではないでしょうか?
ものすごく個人的なモンク、失礼しました。
梅雨はどこに?
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