今日はちょっと変わったオパールをご紹介します。
上の写真、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、”モザイク”オパールと呼ばれるものです。
その名の通り、小さなオパールの薄片を集めて作った人工オパールです。
よくよく考えてみると、これまでサイトでもこのブログでも“モザイク”オパールは初登場かもしれません。
トリプレットオパールは使用するオパールの品質で、その出来上がりの美しさが決まります。
いっぽう、このモザイクの場合はオパールの品質はもちろんですが、その並び、いかに隙間がないように色のバランスを考えて並べるかが大切です。
つまり、作る人間のセンスと腕も出来上がりを大きく左右する要素となります。
もちろん作ったものですからトリプレット同様、天然のオパールとはとらえ方は違ってきますし、通常私たちも販売することは稀です。
でも、結構好きなんです、私個人的に。
10年ほど前にご紹介したオパール画も、サイズを大きくした“モザイク”オパール。
やはり、作る人、作家の技が必要なお品物です。
上の写真のモザイクオパールは、オパールの組み方も色のバランスも素晴らしい一級の芸術品だと思います。
片手間仕事で作られたモザイクオパールは、黒い接着剤ばかりが目立ちゃってここまで明るい表情は見せてくれません。
トリプレット同様、黒い板(これはオニキスを使ってあります)をベースにしてトップにはプラスチックでなくガラスが使われているようです。
ボリュームもなかなかの重さ(155.3ct / 31.06g)もある、宝石ではなく芸術品です。
曇り空が広がる埼玉です。
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