いわゆる“ キャッツアイ ”、猫目です。
スポットライトや太陽光のような光源の下で、鮮やかに一条のラインが浮かび上がります。
いろいろな宝石で猫目効果(シャトヤンシー)は見られる表情ですが、一番ポピュラーなのはクリソベリル・キャッツアイが有名で、宝石名も単にキャッツアイと呼ばれるくらいです。
でも今日ご紹介するのはオパール。
以前ご紹介した“ オパール・キャッツアイ ”は、遊色がまるで猫目のようなものをそう呼んでいましたが、この写真のオパールはこれまでのオパール・キャッツアイとはちょっと違います。
このオパール、実はオーストラリア産ではなくタンザニア産です。
タンザニアで採掘されるオパールは、ブラックオパールやボルダーオパールのような遊色を持たない“ コモンオパール ”と呼ばれるタイプで、通常宝石としてあまり流通することなく、ビーズなどに加工されて市場に出回ることが多いようです。
蛍光灯下では柔らかなハニーイエローをベースに、薄っすらと猫目が見えます。
これがスポットライトや太陽光のもとに置かれると、
こんなにもハッキリとしたキャッツアイを見せてくれます。
通常ビーズなどに加工されるタンザニア産オパールは、色むらがあったりくすんでいたりするのですが、この写真のオパールは透明感も色調も大変美しい逸品です。
ここまで美しいのものは、なかなかお目にかかれないのではないでしょうか?
この猫目、遊色というわけではなく、他のシャトヤンシーと同じく、内包物の配列によるものだそうです。
世界中には、まだまだいろいろなオパールが、そして驚きが待っていますね。
さて、キャッツアイではありませんが、こんな個性的なブラックオパールを出品しました。
なかなか写真では、その魅力をお伝えすることは難しいのですが、やはりスポットライトや太陽光下でこんな“ S ” 字状の遊色を見せてくれるブラックオパール。
蛍光灯の下では、このようなグリーンとブルーの大きなフラッシュがとても魅力的。
でも、太陽光の下では、いきなり凶暴になったように目に突き刺さってきます。
” S ” 字状のためキャッツアイとは呼べませんが、ローリングフラッシュパターンの一種です。
是非、動画でもご覧になってください。
ブラックオパールKL3351(https://www.gemstory.com/opaldirect/loose-stone/black-opal/kl3351.html)
このオパール以外に8点、計9点のルースを出品しました。
こちらもどうぞご覧ください。
今日は肌寒いくらいの埼玉です。
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