よくミネラルショーなどで、
「ブラックオパール高いからね」
「手が届かない」
そんな声を耳にすることがあります。
ブラックオパール(もちろんオーストラリア産の事です)の価格は、採掘量の激減のため年々高騰しています。
オパールの世界に飛び込んだ30数年前のアノ頃とは大違いです。
はたしてこのまま、ブラックオパールの価格は上がる一方なのでしょうか?
それとも、、、
日本向けオンラインショップ『オパールダイレクト』をオープンしたのが、今から18年前の2004年の事。
その当時は、まだ現在よりも採掘量が多く、ロットで売買されることが多くありました。
”コマーシャルサイズ”と呼ばれる、一番販売しやすい1ct前後のものであれば、100とか200個まとめて売買されたものでした。
この写真も、当時仕入れたロットの一部を撮影したもの。
現在では、こんな光景、夢です。
サイトを見ていただいている方には馴染みがあると思いますが、『オパールの殿堂』というコーナーがあります。
これまでに販売してきたオパールたちをご紹介しているコーナーなのですが、現在サイト上に掲載しているのは2013年9月以降に販売されたものです。
実は、それ以前に販売されたもののページも存在します。
それがこちら、
今から約10年以上前に販売されたオパールたちの価格を見てみると、現状との隔たり、違いをあらためて実感させられます。
”3,000円均一セール”、”5,000円均一セール”、”8,000円均一セール”
恒例で開催していた均一セールがとても好評だったのを覚えています。
1万円程度で、赤斑のブラックオパールがご提供できる時代でした。
2010年代に入ったころから採掘状況はますます厳しくなり、価格の高騰をより強く感じるようになりました。
そしてブラックオパールの高騰を受けて、世界中の目がボルダーオパールに向くようになり、ここ10年ほどはボルダーオパールの値段も急速に上昇しています。
人気だったこんなボルダーオパールのビーズも、ここ5年ほどはご紹介できていません。
なんせ歩留まり、悪いんで。
さて、“ブラックオパール・ボルダーオパールは今後安くなるのか?”ですが、現状を見る限り、値段が下がることは、残念ながら、考えられません。
あのオーストラリアの真っ赤な大地、そのどこかにはまだ眠っているはず。
そうは思っていたいのですが、最近は時々信念も折れてしまいそうです。
採掘状況については今後も改善されるとは考えづらいものがありますが、少しでもたくさんの方に、気に入っていただけるブラックオパール・ボルダーオパールをお届けできるよう、最大限の努力を続けていくつもりです。
どうぞ、お気に入りに出会った時が買い時!
次の機会、なんて言ってる場合じゃないですよ。
頭の片隅に留めておいてください。
ずいぶん涼しくなってきましたね。
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