ミネラルショーで初めてお目にかかる方々とお話ししていると、皆さんやはり鉱山のことが気になるようで、「どんなとこなの?」とか、「行ってみたい!」なんてお言葉をいただきます。
そんな皆さんのために、なかなか行くチャンスがない鉱山の様子を、今日はあらためて動画でご紹介してみたいと思います。
ご紹介するのはブラックオパールの鉱山として知られる“Lightning Ridge(ライトニングリッジ)”です。
まずは、幹線道路からLightning Ridge(以下、Ridge)の町に入るまでの風景を。
ブラックオパール採掘で有名になったRidgeですが、現在この町中で採掘はほぼ行われていません。
観光バスも来るような観光地になっていて、そうした観光に携わる人々や農業や畜産業に携わる人たちの暮らす、オーストラリア内陸としては大きな町です。
もちろん、世界中からブラックオパールを求めてバイヤーもやって来ますが、以前のようにこの町中で売買がされることはほとんどなく、ブラックオパール鉱山の象徴的な存在だけが残っているような状況です。
実際に採掘や売買がされているのは、Ridge周辺に広がるエリアです。
その中でも、現在少ないながらも最も採掘が盛んなエリア、Grawin(グラーウィン)までの道のりと鉱山の様子をご紹介します。
※ 轢かれてしまったカンガルーが映ります
ほぼ人気のない道路を走った先に Grawinを中心とした、いくつかの Opal Fieldが点在しています。
そんなFieldの中に食事もできるPub(パブ)があり、そこがオパール売買の現場です。
こんな原石や、鉱夫自ら研磨したオパールの売買がなされます。
もちろんクレジットカードなんて使えません。
全てキャッシュの世界。
そして信頼一番の世界です。
いったん相手をだますような事をしたら、二度と誰からも相手にはしてもらえません。
キャッシュと誠実さ
それが鉱山で生きていく最低限の条件です。
それでは、最後に採掘の様子をご紹介します。
どれも少し前に撮影した動画ですが、今も様子はそれほど変わっていません。
いかがでしたか?
少しは鉱山の雰囲気を味わっていただけたでしょうか?
これからオーストラリアは夏。
暑さで採掘のできないオフシーズンです。
少し涼しくなる来年4月頃、夢と希望を持って鉱夫たちは採掘を再開します。
さて12月まで続きます “ ミネショサーカス ” 。
今週末は富山にお邪魔します。
皆さんのお越しをお待ちしてます!
ミネラルフェスタ in 富山(https://www.gemstory.com/toyama-mineral-show.html)
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