シンプルですが美しいオパールリング。
K18イエローゴールド製で、フクリン留めでセッティングされたオーストラリア産ホワイトオパール。
そしてオパールの周囲を囲む “ ミル打ち ” 細工。
実はこのリング、私たちのもとにやってくる前は、こんな姿でした。
オパールはキズだらけで輝きを失い、リング部分にも無数のすり傷と変色してしまったところが見られます。
ご自身で撮影された写真が添えられたメール。
「こちらのオパールの指輪をきれいにしていただくことはできますか?」
弊社ご利用は初めてのお客さまでした。
いただいた画像だけではハッキリとお答えすることができず、一度送っていただくことに。
そして手元に届いたリングがこちらの状態でした。
曇ったような状態のオパール。
きっとお気に入りだったのでしょう。
それゆえに付いてしまったキズと変色部分。
そして、
オパール周囲にうっすらと残る、”ミル打ち”細工の跡。
幸いオパール自体に深いキズや割れのようなものは無かったので、お客さまと打合せをしながら、どのようにしてあげるかを決めていきます。
どこまで綺麗にしたいのか?
その作業に伴うリスクをどこまで受け入れられるのか?
そして、もちろん掛かる費用も大切なポイントです。
お客さまのご希望にそって、今回はこのように作業を進めることに。
1.オパールを外す
2.オパールを研磨
3.同時にリング部分も研磨(新品仕上)
4.磨き終わったオパールを、新品仕上をしてあげたリングにセッティング
5.オパールの周囲にあらたに “ ミル打ち ” 細工を施す
このどの工程にもリスクがあります。
様々なリスクを考慮し、慎重に作業を進める事3週間。
職人チームの技術力の結果がこちら、
オパールもリング部分もピッカピカ。
綺麗に元通りフクリン留めされ、周囲に打ち直された美しいミルが。
おそらく、お買い求めされた時の表情に戻ったのではないでしょうか?
作業前と作業後。
Before、Afterを並べてみます。
もちろん左が “ Before ” で、右が “ After “。
オパールがたくさん販売されたお祖母さまやお母さまの時代。
オパールブームと呼べる時代もありました。
そんな時代のオパールが、次の世代に受け継がれる、そんな時期なのかもしれません。
今回と同じようなお問合せが、ここ数年増えています。
たくさん身に着けていっぱい思い出を作った、そんな名誉の(?)キズを負ってしまったジュエリー。
そんな思い出を大切に、もう一度美しさを蘇らせて次の世代が新しい思い出を作っていく。
宝石・ジュリーは、やっぱりそれが本来の楽しみ方です。
お届けしたお客さまから、
他のお店に持ち込んだところ、これはどうにもできないと言われたのですが、新品のようになって返ってきて驚くほどです。
期待以上の仕上がりに、またご丁寧なアドバイスもいただき、感謝しています。ありがとうございました。
そんなお声をいただきました。
状態によっては、今回のように元通りというわけにいかない場合もありますが、簡単にあきらめるのではなく、一度ご相談ください。
もちろん、他店品、そしてオパール以外でもOKです。
オパール お助け隊!:https://www.gemstory.com/opaldirect/fix.html
さて明日、長岡ミネラルマルシェ出展に向けて出発します。
初めての長岡です。
どんな出会いが待っているのか?
オパール好き、宝石好き、ジュエリー好きの皆さんとの出会い。
そしてもちろん、美味しい食べモノとお酒との出会い。
長岡の後は熊本です。
またダイエットはできそうにありません。
長岡ミネラルマルシェ:https://www.gemstory.com/mineral-show.html
熊本ミネラルマルシェ:https://www.gemstory.com/mineral-show-2.html
お声をお掛けください!
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