※ 2016年にご紹介した記事の再掲載です。
今日も真っ青な空の下、強烈な日差しとハエの猛攻に耐え、彼ら彼女たちは黙々と汗を流しているハズです。
真赤な大地に点在する鉱山、そこはまさに僻地!
でも、
どんなに空疎な場所でも、どんなに隔離されたフィールドでも、そこに鉱夫がいてオパールが採れれば、そこは特別な場所となり、立派な名前、地名が付けられます。
今日はそんな鉱山の名前について、ご紹介します。。。
ブラックオパールはライトニングリッジ ( Lightning Ridge )、ボルダーオパールはクイルピー ( Quilpie )やウイントン ( Winton )。
そんなふうに大まかに紹介されることがほとんどですが、これらの地名は鉱山の中心となる大きな町の名前です。
実際に鉱夫たちは、そんな町から離れた最果ての場所で採掘をしているのですが、そうした鉱山やその周りのエリアにも名前が付けられています。
一番多いのは鉱夫の名前が付いたもの。
Steve’s 「スティーブの」
Martin’s 「マーティンの」
Jenny’s 「ジェニーの」
Mike’s 「マイクの」
Kevin’s 「ケビンの」
などなど
次に多いのが LUCK、「幸運」という単語の付いたところ。
Lee’s Luck 「リーの幸運」
Crusty’s Luck 「クラスティーの幸運」
Pot Luck 「ポットの幸運」
Peter’s Luck 「ピーターの幸運」
など
そして RUSH、「突撃!」とか「大騒ぎ!!」なんて景気のいい言葉が付けられたところ。
Berlin’s Rush 「ベルリン大騒ぎ」
Matson’s Rush 「マトソン突撃」
Bishop’s Rush 「ビショップ騒ぎ」
Shearer’s Rush 「シェアラー急行」
Airport Rush 「エアポート行けイケ!」
Mulga’s Rush 「マルガの突進」
なんて。。。
そして「丘」を意味する Hill とか、「谷」の Valley や 「涸れ谷」 Gully なんて地形に関係する言葉が付いた場所。
Jag Hill 「ジャグの丘」
Bald Hill 「バルド丘」
German Valley 「ドイツ人の谷」
Happy Valley 「幸運谷」
Snake Gully 「蛇の涸れ谷」
Millionaires Gully 「億万長者のカレ谷」
変わり種は、
Natalie’s Dream 「ナタリーの夢」
とか、
Anderson’s Folly 「アンダーソンの愚行」や、
Olympic Dribble 「オリンピックのドリブル(しずく?)」
???
Hawks Nest 「タカの巣」、Frying Pan 「フライパン」なんてのも。
それから MILE が付く鉱山。
Three Mile やら Four Mile やら、、、
中には、
KKとかCCとか55とか、訳のわからないものも。。。
そしてこんなのも。
Roses and Chocolates 「薔薇とチョコレート」
ちょっとロマンティック。
こうして立派な名前が付けられた鉱山でも、色を求める鉱夫たちは地道な作業を続けています。
真黒な爪とボロボロの肌。
そして美しいオパール。
今日もどこかできっと、、、、
真赤な大地と真っ青な空。帰りたい。。。
ホームシックかも、、、