※ 2009年1月26日の投稿をもとに加筆した再投稿になります。
明後日、1月26日はオーストラリアの建国記念日、Australia Day。
大英帝国からやって来たアーサー・フィリップという人が率いる最初の移民団がシドニーに上陸した、そんな記念すべき日、です。
でも、、、
見方を変えてみると・・・。
確かに、それ以降オーストラリアと呼ばれるようになったこの国に移住してきた人たちにとっては、良い意味での記念日なのかもしれません。
でも、もともとこの大陸に住んでいたアボリジニなど、原住民にとってはまったく逆のお話。
どこの誰かもわからない、服装も、言葉も、習慣もまったく違う人々がやって来て、勝手に「オレのもんだ!!」と宣言したんですから。
その後の歴史を考えれば、彼ら原住民にとり“災難の始まった”、そんな日。
オーストラリアデイにあたり、このあたりを議論する必要があると訴えるアボリジニの人たちがいるのも当然。
彼らにとり、1月26日は“自分たちの世界が崩壊した日”、あるいは“侵略が始まった日”。
1月26日は、Australia Dayではなく、Invasion Day(侵略記念日)。
アボリジニたちから見れば、まったくそのとおりです。
そこで彼らが主張してきたのが、1月26日という日付を変更して、全てのオーストラリア国民が心から祝うことの出きる、より適切な日をAustralia Dayとする、そんな提案。
これだけ混沌とした民族構成の国で、全員が祝うことのできる、どこからも文句の出ない記念日を探すのはたいへんそうですが、私もアボリジニの人々の考えに同調してしまいます。
オーストラリアの国旗にはイギリスの国旗、ユニオンジャックが描かれ、かつての大英帝国の名残が残されています。
これまでも盛んにこの国旗を変更すること、ユニオンジャックを外すこと、中にはユニオンジャックの代わりに原住民族アボリジニの民族旗の黄色い丸を入れるべき、なんて意見もあります。
話しは全く変わりますが、オーストラリアでは2025年中に “ 16歳未満のSNSを禁止する ” 法案が成立しました。
子供たちが犯罪に巻き込まれたり、SNSに過度にのめり込むことで心身に悪影響を与えているという観点から可決された法案です。
ただしこの法案は、16歳未満の子供たちや親に対するものでなく、SNSの運営会社に ” SNSの利用に年齢制限を導入する ” ことを求めたもので、運営会社は何らかの年齢制限の仕組みを導入しない限り最大4950万ドルの罰金が科されるというものです。
現在のところ、この対象となっているSNSは、Facebook、TikTok、InstagramそしてX(旧ツイッター)など日本でもおなじみのものばかり。
ですが、対象企業にYouTubeは含まれておらず、これは「YouTubeは教育目的に利用されているから」という事らしいのですが、これも人によってとらえ方は様々です。
子供たちの視点、その親の視点、あるいは教育現場の視点。
SNS禁止という措置も、捉え方により意見は分かれると思います
またまた話は変わって、私たちが大好きなオパールや宝石、あるいは鉱物と呼ばれるもの
人によっては、ただの ” 石 ” としてしか受け止められない場合も多々あります。
これもそれぞれの見方、個々人の価値観の違いでしかありません。
「なんで石ころ集めてニヤニヤしてんだ」
「なんでそんなものにお金使ってんだ」
皆さんにも経験あると思います。
今の世の中、誰もが自分の考えや情報を発信できる時代。
まさにSNS上では、様々な人たちの様々な意見が飛び交っています。
真偽の定かでないもの
大げさなもの
怪しいもの
何が正しいのか判断するのも難しい状況の中、どちらの立場、どこからの視点で見るかによって、あるものやある事の捉え方が違ってくる。
常に自分とは違う視点でものを見ている人々もいるという事を、忘れないでおこうと思わされます。
皆さんはいかがお考えですか?
明日、ルースを22点出品する予定です。
美しいオパールたちご紹介します。
楽しみにしてください。