そのまま冷凍されたオパール。
さて、結果は??
冷凍庫に入れられ、24時間放置されたオパール。冷凍庫から取り出してみると、表面に霜が降り、見事に凍っているように見えます。一時間室温で放置し、それぞれの変化を見てみます。
まずは、トリプレットから。
表 面
特に変化は見受けられません。
横 面
左 : 実験前 / 右 : 実験後
変化はありません。
裏 面
特に何も。。。
次にダブレットを見てみましょう。
表 面
こちらも特に変化は見受けられません。
横 面
左 : 実験前 / 右 : 実験後
変わらず。
裏 面
何も。。。
そして天然石。
まずはホワイトオパールから。
表 面
特に変化は見受けられません。
横 面
左 : 実験前 / 右 : 実験後
変化はありません。
裏 面
やっぱり変わったところは見受けられません。
さて最後にブラックオパール。
表 面
やっぱり変化はありません。
横 面
左 : 実験前 / 右 : 実験後
同じ。
裏 面
変わらず。
天然オパール、ホワイトオパールとブラックオパールにも変化は見られませんでした。
昨日同様、どの種類のオパールにも何も変化は見られませんでした。マイナス10~15度で24時間放置しても、肉眼的には何も影響がない、つまり低温や乾燥している状況でも、すぐにオパールに影響はない、ことが確認できました。
自分の中でも天然オパールに対する影響は心配してはいませんでした。ですが、はり合わせには何か影響があるのでは、と思っていたその期待(?)を見事に裏切る結果となりました。
3日間、お付き合いいただいた皆さん、何も変化のない実験でガッカリしないでくださいね。
またまた、オパールの強さをひとつ証明できたことに、今回の実験の意味があったと思います。
実験の冒頭にお話した「南極に旅行に行く」というお客さまには、こうアドバイスをさせていただきました。
「身に着けている人間が耐えられる環境であれば、オパールのみならず一般の宝石(生物質のものは除きます)にそれほど影響はないでしょう。ですが、やはりマイナス20度より低温になるような環境に宝石をさらすことはおすすめしません。もちろん、そのような低温度のところに置きっぱなしにするようなことはなさらないでしょうが、大切なジュエリーを楽しむのは、ディナーパーティーの時だけにされることをおすすめします。
また、宝石そのものより、低温下で金属性のリングやネックレスなどを身に着けることは、凍傷の原因にもなりますので、やはり低温下でのジュエリーのご使用は控えられるようにおすすめします。」
お客さまがたからの何気ないご質問で、いろいろな知識を自分でも得ることができる。そんなことが多々あります。これからもたくさんご意見やご質問をいただけるよう、真っ白な気持ちを持って、経験に驕ることなく、アンテナをはりめぐらせていようと思います。
絶対に真似しないでください。念のため。。。
ご苦労様でした。
※ これらの記事は、ブログ "Rainbow From Down Under" に掲載したものをまとめて転載したものです。