連邦の選挙を24日にひかえ、選挙戦も過熱気味。。。
日本でも解散だ、選挙だ、と騒がしくなってきそうな雰囲気ですが、こちらオーストラリアは、次の首相を決める大事な連邦総選挙が24日に行われます。
現職 Howard首相率いる自由党と国民党の保守連合が、Kevin Rudd率いる労働党に勝てるのか?
現段階では労働党に分があるようです。
日本の選挙システムと違い、大音量とともに街中を走り回る選挙カーはありませんが、両陣営ともテレビコマーシャルなど、メディアを利用しての運動を盛んに行っています。
国民には投票することが義務付けられ、怠った者には罰金が科せられるオーストラリア。
わずか1400万人ほどの有権者を、できるだけ多く自陣営に呼び込もうと、少々えげつない舌戦が繰り広げられています。
以前ご紹介した“ストリップバー”事件のように、相手側のイメージをいかに崩すか、そんな中傷合戦のよう。
相手の悪口を一生懸命騒ぎ立てるより、自分の政策なりをもっとアピールするべきではないかと、私などは思ってしまうのですが、なにごともスキャンダルがお好きなお国柄、コマーシャルでは相変わらず「あっちはこんなだ!」、「こんな人たちにオーストラリアを任せられるのか!?」などなど、何だか醜い言い争いが。
話はコロッと変りますが、ゴールドコーストで商売をしていると、やはり商売相手の悪口や不誠実さを声高に叫ぶ、愚かな経営者がいる事に気付かされます。
中には真実とは違う、自分に都合の良いようにでっち上げた相手の中傷を言いふらす輩や、周りをこき下ろすことでしか商売できない、そんな寂しい人間も。
オーストラリアならではの、民族性や習慣の異なった人間が集まっている街ですから、その様子をはたから見ていると思わず笑っちゃうような、そんなバカな話もちらほら。
自分の政策、また商売のやり方に自信があれば、他を貶めるような言動、エネルギーを、自分をアピールするために使えば良いのに。
相手を非難することは、自分のレベルも同時に下げているのでは?
テレビでの選挙戦を見ていて感じた、素朴な、そして単純な感想、でした。
今日は青空。夏空のゴールドコーストです。