ほんの2年と半年前には、こんなに笑っていた人が、今日は涙 。。。
悔し涙。。。
そして、初の女性首相の誕生。。。。
ここのところ急激に支持率を低下させていたラッド首相。
年内に行われる総選挙。
そして、右腕、ギラード副首相からの辞任要求。
ついこの間まで、「私が首相になることはありません。ラッド首相をサポートしていきます。」
そうおっしゃっていたジュリア・ギラード副首相。
政治の世界は魑魅魍魎、複雑怪奇、です。
このままでは選挙に勝てないという不安、そしてとりあえず党首をすげ替えてリフレッシュ、再スタートを国民にアピール。
どこの国でも一緒ですね。
先回の選挙で、11年ぶりに野党から与党に返り咲いた労働党。
でも、とりあえず政府を批判していれば良い野党から、実際に実行しなければならない与党に、そしてお決まりの国民の失望。
これまたイヤになるほどどこかの国とそっくり。
そして現野党の方も、党首をとっかえひっかえ、どうも意識が定まらない感じなのも、おんなじ。。。
唯一の違いは、後継者が女性であるということ。
オーストラリアの政治の舞台には、女性の姿は極々普通。
ニューサウスウエールズ州も、クイーンズランド州も、現在の州首相は女性。
今回のギラード連邦首相誕生のニュースを、さっそく「オーストラリアで美人女性首相の誕生!」なんて報道の仕方をするメディアがいる国とは大違い。
別に女性だからとか、男性だからとか、そんなの関係なし。
政治家として、しっかり仕事をしてくれる、国や国民の利益を守ってくれる、そんな人が一番の理想なのは当然なのに。
未だに女性の総理が誕生していない日本が遅れている?
そんな風には思いませんが、メディアの報道の仕方を見ていると、女性の総理大臣が誕生するのはまだまだ先のようですね。
昨晩の会見で、ラッド元首相は、
「私は国民に選挙で選ばれた!」
そうコメントしていました。
でも、政治の理論、政党の利益は、国民に選ばれた首相を、自ら辞任させることになってしまった。
単に政党の党首として選出されたギラード新首相の本当の真価は、次の選挙で問われることに。
日本、そしてオーストラリア、政治とは不安定、もっとしっかりして欲しい、
そう思っているのは皆さんも同じでしょう。
今日は青空広がるゴールドコーストです。